2月3日。
京都市伏見区の伏見稲荷大社に参拝しました。
伏見稲荷大社では、毎年初午(はつうま)の日に初午大祭が催されます。
2021年の初午は2月3日。
昨年までは節分の日で、節分祭が行われていましたが、今年は初午大祭となっています。
参拝者の中には、節分の日と勘違いして訪れた方もいらっしゃったかもしれませんね。
参拝者で賑わう本殿付近
伏見稲荷大社は、JRの稲荷駅を出てすぐの場所にあります。
駅の目の前に伏見稲荷大社の第一鳥居が立っているので迷うことはないでしょう。
初午大祭ということで、参道には多くの参拝者の姿が見えます。
鳥居前の道路も車が渋滞して、なかなか動きません。
第一鳥居をくぐり参道を東に進みます。
人出は、昨年の節分祭の時より、やや少ない感じです。
でも、昨年の夏頃と比較すると、随分と人出が戻り、境内が賑わっていました。
楼門をくぐって外拝殿(げはいでん)にやってきました。
外拝殿には、初午大祭に合わせて、野菜やお酒などがたくさん供えられていましたよ。
初午大祭は、稲荷山の三ヶ峰に稲荷大神が鎮座した和銅4年(711年)2月初午の日をしのび、大神の広大無辺な神威を仰ぎ奉る祭礼です。
2日前の辰の日には、稲荷山の杉と椎の枝で作った青山飾りを本殿、摂社、末社に飾ります。
また、京都では、初午の日に伏見稲荷大社と縁のある秦氏をしのび、畑菜の辛子和えを食べる風習があります。
本殿の前には、志(し)るしの杉も立っていましたよ。
平安時代に熊野詣が盛んになると、その往復に稲荷社に参詣するのが習わしとなり、稲荷社の杉の小枝をいただいて体のどこかにつけることが一般化します。
これが、志るしの杉の由来だそうです。
平安時代末期には、平清盛が熊野詣に行っている間に京都でクーデターが起こり、急遽、清盛は京都に引き返すことになりました。
そのような火急の際でも、稲荷社に参り、杉の枝を鎧に差して、六波羅の邸宅に戻ったと伝えられています。
それでは本殿にお参りをしましょう。
本然前は、参拝者が多かったです。
また、南側の神楽殿でも、神事が行われていたので、人だかりができていました。
それでは、本殿にお参りをし、商売繁盛を祈願しましょう。
本殿の北側の権殿(ごんでん)の辺りも、おみくじを引く人や志るしの杉を授かる人で大賑わい。
緊急事態宣言が発出されていなければ、もっと多くの参拝者が訪れていたでしょうね。
奥社奉拝所とおもかる石
本殿にお参りを済ませた後は、東に向かって歩きます。
そして、千本鳥居の入り口にやって来ました。
千本鳥居も人が多いですね。
でも、外国人旅行者が伏見稲荷大社を訪れていた頃と比べると空いています。
千本鳥居を東に進み奥社奉拝所にやって来ました。
志るしの杉は、本殿付近だけでなく、奥社奉拝所でも授かることができますよ。
初穂料は1,000円です。
奥社奉拝所には、おもかる石が置かれていますよ。
願い事をした後におもかる石を持ち上げるのですが、その際、予想していたよりも軽く感じれば願い事が叶いやすいといわれています。
反対に重たく感じると願い事は叶いにくいとされています。
私も久々におもかる石を持ち上げましたが、想像していたよりも非常に重く感じました。
こんなに重たかった記憶はないのですが。
以前と同じ石ですよね。
どうやら私の願い事は、叶いにくいようです。
奥社奉拝所の社殿の前では、多くの参拝者が列を作っていました。
家内安全や商売繁盛のご利益を授かれると良いですね。
初午大祭の日の伏見稲荷大社は、とても賑わっていました。
正月三箇日は来ていないので、その時の人出がどのくらいだったか知りませんが、もしかすると初午の日の方が参拝者が多かったかもしれませんね。
この後は、お山めぐりをします。
なお、伏見稲荷大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。