1月下旬。
京都市左京区の大蓮寺に参拝しました。
大蓮寺は、夏に多くのハスが咲くことで有名なお寺です。
一方、冬は、境内に植えられているソシンロウバイが黄色い花をたくさん咲かせます。
今回は、そのソシンロウバイを見るために大蓮寺を訪れました。
見ごろのソシンロウバイ
大蓮寺の最寄り駅は、地下鉄の三条京阪駅または京阪電車の三条駅です。
駅からは、北東に7分ほど歩けば、大蓮寺の山門前に到着します。
普段は、静かな大蓮寺なのですが、この日は、海外からお越しのグループがお参りに訪れており、境内が賑やかでした。
あまり有名なお寺ではないのですが、徐々に海外にも知られるようになっているのでしょうか。
山門をくぐって境内に入ると、正面に本堂が建っているのでお参りをしましょう。
本堂には、あんさん(安産)阿弥陀如来が本尊として祀られています。
後光明天皇が安産祈願を勅命し、孝子内親王が無事に出産したことから、以降、安産勅願所として、女性の信仰を集めるようになったそうです。
ソシンロウバイは、本堂の左前に植えられています。
ソシンロウバイは、すでに見ごろを迎えており、黄色い花をたくさん咲かせていました。
ソシンロウバイは、花数が少ない印象がありますが、大蓮寺のソシンロウバイは、とても多くの花を咲かせます。
枝先にも、黄色い花がびっしりと咲いており、冬の境内を明るくしてくれています。
木の上の方の枝にも花が咲いていましたが、まだつぼみも多く残っているので、これからもっと華やかになりそうです。
本堂の前には、布袋さまが座っていらっしゃいました。
冬でも薄着で、笑顔がまぶしいですね。
こちらは走り坊さん。
大蓮寺は、明治・大正時代に京都の街を駆け巡った不思議な僧「走り坊さん」のお寺としても知られており、最近では、その強靭な足腰にあやかるためにお参りをする人も増えているのだとか。
冬らしく、サザンカも赤い花を咲かせていました。
山門の近くには、アヤメも咲いていました。
アヤメと言えば、初夏に咲く花として有名ですが、こちらは冬に咲くカンアヤメです。
冬にアヤメの花を見ることは滅多にないので、不思議な感じがしましたよ。
ソシンロウバイは、割と長い期間、花を咲かせているので、大蓮寺のソシンロウバイも2月中は楽しめると思います。
なお、大蓮寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。