3月下旬。
京都市中京区の六角堂に参拝しました。
六角堂の境内には、御幸桜(みゆきざくら)と呼ばれる枝垂れ桜が植えられており、京都市内でソメイヨシノが咲き始める頃に見ごろを迎えます。
ということで、今回の参拝は、そろそろ見ごろを迎えている御幸桜を見ることが目的であります。
白く咲き誇る御幸桜
六角堂は、地下鉄烏丸御池駅から南に5分ほど歩いた辺りに建っています。
六角堂の入り口の前に到着すると、4月12日から15日まで行われる「春のいけばな展」の案内が出ていました。
六角堂は、活花の池坊とも縁のあるお寺です。
山門をくぐり境内へ。
本堂の前の柳が黄緑色の葉を付け、春らしい姿となっていました。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本堂にお参りを済ませた後は、境内の西側へ。
こちらには、多くのお地蔵さまが並んでおり、その後ろにたくさんの御幸桜が植えられています。
私が六角堂を訪れた日は、すでに御幸桜が見ごろとなっていました。
御幸桜は、咲き始めは真っ白なのですが、時間が経つと薄紅色に変化します。
上の写真に写っている御幸桜も、白色の花に混ざって薄紅色の花が咲いていますね。
御幸桜を見上げます。
お堂の屋根の上で、ハトが日向ぼっこをしていました。
六角堂の境内には、ハトも多いですね。
境内の東側にある池の近くには、十六羅漢の像があり、その後ろにも御幸桜が植えられています。
以前の六角堂は、この十六羅漢近くの御幸桜だけだったのですが、数年前から数が増えていますね。
十六羅漢近くの御幸桜は、樹形がとても美しかったのですが、何年か前に枝が伐られ、今は寂しい姿となっています。
本堂の屋根と一緒に見る御幸桜。
この日は、晴天だったため、白色の御幸桜が青空に映えてきれいでしたよ。
境内全体を眺めます。
そこかしこで、御幸桜が咲き誇り、六角堂は一足早く春爛漫となっていました。
六角堂が建つ烏丸御池付近は、ビルが多く、初めてこの辺りを訪れた方は、ビジネス街できれいに咲く桜を見て驚くのではないでしょうか。
六角堂の西側のビルの上層階にエレベーターで上がります。
ビルから見下ろす御幸桜も見事です。
六角堂は、その名のとおり、本堂の屋根が六角形になっていますよ。
ビルの1階にはスターバックスもあるので、コーヒーを飲みながら六角堂の御幸桜を観賞するのも良いですね。
六角堂の御幸桜は、3月いっぱいは見ごろを保っていると思います。
境内では、ソメイヨシノと思われる桜も咲き始めており、こちらは3月末に満開になりそうです。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。