5月下旬に京都市左京区の要法寺(ようぼうじ)に参拝した後、近くの寂光寺にもお参りしました。
寂光寺は、知る人ぞ知る囲碁の本因坊ゆかりのお寺です。
これまで寂光寺には何度か参拝していますが、初夏に訪れるのは今回が初めてです。
サツキが咲く境内
寂光寺の最寄り駅は、京阪電車の三条駅または地下鉄の三条京阪駅です。
駅から北東に5分ほど歩くと、寂光寺の山門前に到着します。
山門をくぐります。
南に向かって延びる参道。
参道脇には、きれいに刈り込まれた杉が緑色の壁を作っています。
境内の東側に建つ本堂。
まずは本堂にお参りです。
先ほども述べましたが、寂光寺は本因坊ゆかりのお寺です。
以前は、寺町二条近くにありましたが、宝永5年(1708年)に当地に移転しています。
ちなみに以前の寂光寺があった場所には、本因坊発祥の地として歩道脇に碁盤が置かれていますよ。
囲碁と言えば、平成30年(2018年)2月13日に本因坊文裕(もんゆう)こと井出裕太さんが2度にわたる7冠独占を果たしたことから、安倍総理より国民栄誉賞を授与されていますね。
同じ日には、将棋で初の永世7冠を達成した羽生善治さんも国民栄誉賞を授与されています。
囲碁と将棋での国民栄誉賞は今回が初とのこと。
境内では、5月らしくサツキが咲いていました。
サツキの数は、それほど多くないですが、きれいに刈り込まれた端正な姿が囲碁と関係あるお寺といった雰囲気を感じさせます。
サツキで挟まれた石。
庫裡(くり)の近くでは、紅白のサツキが咲いていました。
本堂と一緒に見るサツキ。
寂光寺は、有名なお寺ではないため、訪れる人はほとんどいません。
私が境内にいる間、お参りに訪れた方は1人もいませんでしたよ。
湯飲みのような大きな石と木に挟まれて窮屈そうなサツキ
この大きな石は手水鉢でしょうか。
境内には少ないながらもカエデが植えられています。
カエデの新緑もきれいですね。
でも、この鮮やかな黄緑色も、そろそろ見れなくなる頃です。
梅雨が過ぎれば、深緑の葉に変わっていることでしょう。
雲ひとつない晴天の日だったこともあり、良いお参りができました。
囲碁に興味がある方は、ぜひ寂光寺に参拝してください。
なお、寂光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。