1月中旬。
京都市西京区の松尾大社(まつのおたいしゃ)に新年の参拝をしてきました。
松尾大社は、お酒の神さまを祀る神社。
お酒は何かめでたいことがあった時に飲みますから、新年を迎えたばかりのめでたい時期に松尾大社にお参りをしておくと今年1年が良い年になりそうな気がします。
撫で亀に幸福を祈願
松尾大社は、阪急電車の松尾大社駅で下車して西に少し歩いた辺りにあります。
駅を出ると、大きな朱色の鳥居があるので、それをくぐれば松尾大社の参道に入れます。
2つ目の朱色の鳥居の前にやってきました。
鳥居の奥の楼門は工事中の模様。
鳥居の上部にサカキの小枝の束が垂れ下がっています。
これは脇勧請(わきかんじょう)と呼ばれるもので、鳥居の原子形式を示すものだとか。
サカキの束は12束あります。
閏年には13束になるそうですよ。
脇勧請は、農作物の出来具合を占った太古の風俗をそのままに伝えていると言われています。
工事中の楼門をくぐると、拝殿に酉年の巨大絵馬が掲げられていました。
松尾大社の絵馬は、他の神社の絵馬よりもかなり大きいです。
下鴨神社などにも大きな絵馬が掲げられていますが、松尾大社の半分くらいの大きさですね。
この巨大絵馬を見るだけでも、新年にお参りをした甲斐があったというものです。
手水屋近くの撫で亀さんにもあいさつをしておきましょう。
亀と鯉は、松尾大神のお使いと伝えられています。
境内には亀と鯉がたくさんいるので、それらを探すのも楽しいですね。
亀は健康長寿の象徴なので、撫で亀さんの体を触ってそのご利益を授かっておきましょう。
拝殿の後ろに建つ本殿にお参り。
めでたいことがある1年になりますように。
本殿の左前には幸運の撫で亀がいます。
体を撫でると、寿命長久、家庭円満のご利益を授かれます。
お賽銭を入れて、しっかりと撫でておきました。
幸運の撫で亀の隣には、重軽(おもかる)の石もありました。
最初に石を持ち上げて降ろし、願い事を祈願して再び持ち上げます。
最初に持ち上げた時よりも石が軽くなっていれば願い事が叶いやすく、反対に重くなっていれば願い事が叶いにくいとされています。
私もお賽銭を入れて試してみました。
最初も2回目も重さが同じに感じました。
これはいったいどういうことでしょうか。
努力しだいで願い事が叶うと、勝手に思い込んでおきましょう。
境内の南側には、お酒の神社らしく、たくさんの酒樽が奉納されていました。
酒樽と言えば、樽占いも松尾大社の名物です。
樽が的になっていて、中心の黒い部分に矢が当たると大吉です。
矢が当たらなくても、景品をいただけますよ。
境内の北側には、神使の庭があり、手前に亀、後ろに滝を昇る鯉がいます。
何ともめでたそうな庭であります。
こちらは、お酒の資料館です。
中に入るのは無料。
お酒の歴史、お酒の作り方、酒器などが展示されています。
1升瓶かと思ったら2升5合入る瓶が置かれていたりと、お酒好きの方が楽しめそうなものがたくさんありましたよ。
お酒の資料館の前には、いかにもお酒が好きそうなタヌキがいました。
徳利持ってるから、かなりの呑兵衛ですよ。
新年のお参りを済ませ、お酒の資料館も見学したので、そろそろ松尾大社から出ましょう。
良いお参りができました。
なお、松尾大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。