4月上旬に京都市中京区にある神泉苑に桜を見に行ってきました。
神泉苑は、境内の大部分が池になっているちょっと変わった神社です。
池のほとりには、ソメイヨシノや枝垂れ桜が植えられており、他の神社で見ることのできない桜風景を楽しむことができます。
ソメイヨシノが満開
神泉苑は、JR二条駅から東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
地下鉄だと二条城前駅から南西に徒歩約5分です。
神泉苑の鳥居の前にやってきました。
鳥居越しに桜が満開になっているのが見えます。
鳥居をくぐり境内へ。
この日は晴れていたのですが、少しモヤがかかったような天候だったので、青空が映り込んだ池の水面を見ることはできませんでした。
でも、池のほとりのソメイヨシノが満開だったので、ちょうど良い日に訪れることができました。
池の西側に植えられている紅枝垂れ桜が満開に近づいています。
池のほとりには、ソメイヨシノよりも枝垂れ桜の方が似合っていると思うのは私だけでしょうか。
神泉苑は、延暦13年(794年)に桓武天皇が平安京の造営にあたり、大内裏の南の沼沢を開いて設けた苑地です。
常に清泉が湧き出すことから神泉苑と名付けられました。
神泉苑と言えば、池に架かる朱色の反り橋。
反り橋の奥に満開のソメイヨシノが見えます。
また、水面には反り橋と桜も映り、この景色もきれいなんですよね。
ただ、反り橋を渡る人が多いので、無人になるのを待たなければならないのですが。
神泉苑全体を撮影。
京都市内には、風流なお寺や神社がいくつもありますが、神泉苑が最も雅だと思います。
春に旅行や観光で訪れる人も、他の桜の名所ほど多くはありません。
なので混雑して桜が見にくいといったことがないですね。
境内の東側に行きます。
ソメイヨシノは苑池の東側に多く植えられています。
満開の桜越しに眺める池や社殿も美しいです。
平安時代の日照りが続く春に空海が善女龍王を祀って、祈雨の法を修して霊験があったと伝えられているのが神泉苑です。
空海が雨乞いの対決をしたのも神泉苑だと伝えられていますね。
一通り神泉苑の桜を観賞したので、そろそろ出ることにしましょう。
最後に社殿と桜を一緒に撮影。
この景色もなかなか風情がありましたよ。
なお、神泉苑の詳細については以下のページを参考にしてみてください。