1月上旬に京都府宇治市に訪れた際、縣神社(あがたじんじゃ)に新年のお参りをしてきました。
縣神社に参拝するのは、数年ぶりで、新年にお参りをするのは今回が初めてです。
境内の巨木
縣神社の最寄り駅は、JR宇治駅です。
駅からは徒歩約10分といったところでしょうか。
京阪電車の宇治駅からだと12分程度ですね。
石造りの鳥居の前に到着。
鳥居からは、本殿に向かって一直線に参道が延びています。
参道の脇では、イヌが昼寝していました。
1月にしては暖かい日だったので、日向ぼっこには申し分のない気候です。
眠くなる気持ちがよくわかります。
イヌの首には、縣神社で飼われていることを示す首輪が付いています。
10年ほど前から縣神社にいるので、老犬なのでしょうね。
おそらく以前に参拝した時と同じ犬だと思います。
境内には大きな木が植えられています。
この辺りが以前は縣の森と呼ばれていたことから、境内にその名残があるのでしょう。
本殿の左前には句碑が置かれています。
縣神社では、よく句会が行われるとのこと。
宇治市内の幡の会という句会の主催者である土田克己さんの「涼風となり神宇治を見そなはす」という句が、石に刻まれています。
その後ろに植えられている枝垂れ桜は、「木の花桜」と呼ばれています。
開花時期は比較的早めだそうです。
それでは、本殿にお参りをしておきましょう。
本殿に祀られているのは、木花開耶命(このはなさくやびめのみこと)です。
木花開耶命は、吾田津姫(あがたつひめ)とも呼ばれていることから、縣神社の名が付いたと言われています。
宇治県の守護神として創建されたことが、社名の由来とも伝えられており、こちらの説の方が多数派のようです。
良縁、安産祈願で有名な神社ですから、新年にお参りしておけば良縁に恵まれるかもしれませんね。
妊婦の方は、安産をお祈りしておくと良さそうです。
ちなみに京都には、縁結びや安産にご利益がある神社がたくさんありますよ。
椿とナンテン
本殿にお参りを済ませた後は、境内を散策です。
境内は広いとも言えますし、狭いようにも思えます。
道路に面しているから、何となく狭く感じるのかもしれません。
末社には、稲荷大神が祀られています。
商売繁盛を祈願しておきましょう。
鳥居の近くには、大幣殿(たいへいでん)と呼ばれている建物があります。
こちらにもお参りしておきました。
毎年6月8日に大幣神事が行われますが、大幣殿は、その神事の際に疫病を祓い宇治川に流す大幣を収める神聖な場所だということです。
ピンク色の椿の花が咲いていました。
社務所付近には、真っ赤なナンテンの実。
灯籠には、誰が置いたのかわかりませんが、椿の花が乗っていましたよ。
一通り、境内を散策したところで縣神社を後にしました。
なお、縣神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。