10月31日に京都御所の一般公開に行く途中に京都市中京区の下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。
下御霊神社と京都御所はそれほど離れていないので、ついでにお参りしていくにはちょうど良い神社です。
紅葉し始めたカエデの葉
下御霊神社の最寄駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。そこから西に8分ほど歩き、寺町通を南に曲がると到着します。
地下鉄丸太町駅からも同じくらいの時間で到着しますね。
鳥居の後ろに建つ楼門越しに見た境内。
下御霊神社は、国家のために尽力したものの冤罪を受け、非業の死を遂げた人々を祭神として祀っています。
その数は8柱。
平安時代に盛んとなった御霊信仰は、都で疫病が流行するのは、怨みを持って亡くなった人の祟りだと信じられたことから始まりました。
そして、その霊を慰めることで疫病を鎮めようとしたわけです。
文献上は、貞観5年(863年)5月20日に神泉苑で行われた御霊会(ごりょうえ)が最も古いもので、この時に祀られた御霊6座に2座加えた8座が、下御霊神社の本殿に祀られています。
この8座の中には、火雷天神(からいてんじん)こと菅原道真も含まれています。
舞殿の奥には、その8柱の祭神を祀る本殿があります。
まずは本殿にお参り。
境内には、小さな末社がたくさんあります。
その中には、朱色の鳥居が目を引くお稲荷さんも。
お稲荷さんと言えば商売繁盛のご利益があります。
しっかりとお参りしておきましょう。
お稲荷さんとセットなのがキツネ。
こちらのキツネは網の中に入っています。
誰かが悪戯するのでしょうか。
それとも触ると何か不都合なことが起こるのでしょうか。
地元の方と思われる参拝者の方が、ちらほらとやってきては、手水屋で水を汲んでいきます。
ここの水も名水として有名なのでしょうね。
ちなみに下御霊神社の近くに建つ梨木神社(なしのきじんじゃ)や菅原院天満宮神社でも水を汲むことができます。
境内は少しずつ秋が深まりつつあります。
本殿の上を見上げると、カエデの葉が紅く色付き始めていました。
屋根の近くは、赤色のモミジが目立ち始めていましたよ。
とは言え、本格的な紅葉シーズンは、まだもう少し先ですね。
特に下御霊神社は、京都市中心部に建っているので、見ごろを迎えるのは、11月下旬以降になるでしょう。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。