11月末に京都市上京区の京都御苑に紅葉を見に行った後、その東隣に建つ梨木神社(なしのきじんじゃ)にも訪れました。
梨木神社は萩の名所として知られていますが、京都市中心部の紅葉の名所としても知られています。
特に拝観料が必要なわけではないので、気軽にお参りできます。
参道の紅葉
京都御苑の中を通り、梨木神社の鳥居の前に到着。
この辺りは、萩がたくさんあり9月中旬には花を咲かせるのですが、さすがに11月末となると、すっかり晩秋の景色に変わっていました。
鳥居をくぐって参道に入り、しばらく歩いて2つ目の鳥居の近くに来ると、赤く染まったモミジが目に飛び込んできました。
かなり散ってしまっている木もありましたが、まだまだ見ごろを保っている木もありました。
ただ、全体的には見ごろ過ぎといった感じですね。
どうやら訪れるのが数日遅かったようです。
境内の紅葉
門をくぐり境内に入ります。
梨木神社は、明治時代に創建された比較的新しい神社です。
祭神は、明治維新に貢献した三条実萬(さんじょうさねつむ)、実美(さねとみ)父子です。
境内の紅葉は、だいぶ散っており、見ごろを過ぎていました。
どこを見ても盛りを過ぎたモミジばかりで、地面にはたくさんの落ち葉がある状態でした。
鮮やかな紅葉を期待して訪れると、イマイチだと思ってしまいますが、秋の終わりのもの悲しい雰囲気を求めて参拝された方には、ぴったりの景色でしょう。
境内にほとんど人がいないのも、しみじみとした気持ちになりますね。
こういった紅葉狩りも良いのではないでしょうか。
本殿にお参りを済ませた後は、来た道を戻ることに。
社務所付近のモミジは、鮮やかな赤色で見ごろを保っていましたよ。
最後にもう一度参道の景色を写真に収めました。
誰もいない静寂の空間と散り始めたモミジが、晩秋の切なさを感じさせます。
梨木神社は、京都御苑の東隣ということもあって、地下鉄今出川駅や京阪電車の出町柳駅からのアクセスが便利です。
ちょっと時間が空いている時に参拝するには、ちょうど良いところですよ。
また、寺町通を挟んだ東側には、廬山寺や清浄華院(しょうじょうけいん)といったお寺もあるので、梨木神社参拝時には、こちらにも訪れてみてはいかがでしょうか。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。