8月下旬ともなると、京都も少しずつ涼しくなってきます。
とは言え、涼しいのは日が早く沈むようになっているからで、日中は35度を超える日が続いています。
なので、まだ京都散策の際は、あまり長時間歩くことができない状況ですね。
ということで、夏でも比較的涼しい京都御苑内をぶらりと散策することにしました。
九条池のサルスベリ
京都御苑に入って最初に向かったのは、九条池です。
京都御苑内には、サルスベリが所々に植えられているのですが、特に見ごたえがあるのが、九条池です。
九条池は、京都御苑内の南西にあるので、地下鉄九条駅で下車するのが便利です。
九条池に到着してみると、池の水が緑色でした。まるで抹茶のようです。
普段はこんなに緑色ではないのですが、何かあったんでしょうか。
ちょっと気になりますが、サルスベリを観賞することに。
九条池のサルスベリの中で特にきれいなのが拾翠亭(しゅうすいてい)の前にあるサルスベリです。
拾翠亭の中から見ると、一段ときれいなんですが、訪れた日が拝観日ではなかったので、入ることはできませんでした。
九条池の北には厳島神社が建っています。
広島にある本家の厳島神社とは規模がまったく違いますが、池に浮いているように建てられているのが、本家の厳島神社のようです。
ちなみに京都御苑の厳島神社の祭神は、平清盛の母親の祇園女御(ぎおんのにょうご)です。
厳島神社の前のサルスベリも見ごろを迎えていました。
桃の実
九条池の次は、京都御苑内の西を散策。
広大な京都御苑内を散策するのは、疲れます。特に晴れている日は、日光が肌を突き刺してくるので、汗がたくさん出ます。
でも、この日は、雲が多かったので、日差しはあまり強くありませんでした。
それでも、日差しを遮るものがない砂利道を歩くのは、暑いので、木々が生い茂る芝生へと移動しました。
芝生の中に入ると、そよ風が吹き抜けていくので、とても涼しく感じます。
芝生にもサルスベリが咲いていました。
さらに芝生の中に入っていくと、背の低いサルスベリもありました。
こちらは、花があまりついていません。
芝生の中を進み、桃林に到着。
桃林内は、桃の甘い香りが漂っていました。
思わず桃をもぎって食べたくなりましたが、まだ、実は青い状態。
まだ、ほとんどが青い状態なのに桃の香りが漂っているということは、熟してきたときには、桃林一帯は甘い香りで包まれるんでしょうね。
その頃には、夏も終わって涼しくなっていることでしょう。