京都の夏は暑い。
昔からよく言われていることですね。
確かに京都の夏は暑いです。でも、散策していて気づいたのですが、暑いのは、車の通りが多い場所です。
もちろん車の通りが少ない場所でも暑いところはありますが、車の通りが多い場所は例外なく暑いです。
特に京都市中心部は車の通りが多いので、他の地域よりも暑く感じますね。
しかし、京都市中心部からそれほど離れていないのに涼しい場所が3ヶ所あります。
それは、京都御苑、円山公園、糺(ただす)の森です。
京都御苑
京都市上京区の京都御苑は、砂利道の中央を歩いていると、直射日光のせいでとても暑くなります。真夏の昼時に歩くのは避けたいですね。
砂利道は暑いのですが、京都御苑内は、背の高い木が多く、その下には、だいたいベンチが設置されていますので、木陰で座りながら涼むことができます。
中には、ベンチに横になって寝ている方もいらっしゃいます。
京都御苑内は、そよ風が吹いているので、扇風機にあたりながら寝ているような感覚なのでしょうね。
むしろ、部屋の中のように熱気がこもることがないので、扇風機よりも快適です。
快適と言えば、京都御苑内の南西にある拾翠亭(しゅうすいてい)の中もくつろぐのに良いですよ。
特に2階は、風がよく吹き抜けるようになっているので、汗がすぐに引きます。
縁側から九条池とサルスベリの花を見ながら、くつろぐのもおすすめです。
円山公園
京都市東山区の祇園にある円山公園も夏は涼しいですね。
こちらも京都御苑と同じく木々が多いので、公園内のいたるところで涼しい木陰ができます。
木陰のベンチに座っているだけで、十分に涼むことができますよ。
ただベンチでは、ネコたちが寝ていることもありますが。
糺の森
京都市中心部で最も涼しい場所は、おそらく京都市左京区の糺の森でしょう。
糺の森は、天然の森で下鴨神社の参道や馬場があります。
これら参道や馬場は、たくさんの木々が日差しを遮ってくれているので、ひんやりとしています。
ただ、ベンチなど腰かけるものがあまりないので、立ちっぱなしでいなければなりません。
とは言え、下鴨神社までのんびりと歩いて行けば、その間に体がクールダウンされるので、あまり不都合はないんですけどね。
京都市中心部でちょっと涼みたいなと思った時は、京都御苑、円山公園、糺の森に足を運んでみると良いですよ。