京都市右京区に建つ梅宮大社(うめのみやたいしゃ)は、その名のとおり梅の名所として知られています。
境内には35種、550本の梅が植えられているので、十分に梅を楽しむことができますね。
新聞の記事を読むと梅が開花し始めたということだったので、2月15日にその状況を観に行ってきました。
入り口付近と境内の梅
梅宮大社は、阪急電車の松尾駅から東に10分ほど歩くと到着します。
お酒の神様としても知られており、門の上にはたくさんの酒樽が並んでいます。
境内に入る前にまずは駐車場付近の梅を観ることに。
紅白の梅が1本ずつ植えられているのですが、まだ五分咲きといった感じ。
つぼみと花の数が同じくらいか、若干つぼみが多いように見えますね。
境内に入って、東側にも白梅が植えられています。
こちらの白梅は、駐車場付近のものよりも多くの花をつけていましたが、満開はまだ先のようです。
神苑内の梅
梅宮大社には、境内を取り巻くように神苑があります。
神苑の入り口は境内の東にあり、そこから反時計回りに進んで、境内西側へと向かいます。
神苑の拝観料は500円。
拝観券は、境内の西に建つ社務所で購入します。
それでは、いざ神苑へ。
神苑の東には、咲耶池(さくやいけ)という池があります。
咲耶池の周りには、カキツバタやツツジが植えられており、春になると見頃を迎えます。
さすがに2月だと殺風景ですね。
神苑の東側には、梅の木が何本か植えられており、どれもまずまず花をつけていました。
背の低い白梅もしっかりと花をつけていますね。
神苑の東の端まで歩いて行くと、満開に近い状態の白梅がありました。
青空に向かって咲いている白梅がさわやかです。
咲耶池周辺を散策した後は、神苑の北側へ。
ここには、勾玉池(まがたまいけ)と呼ばれる池があり、周囲にはアジサイ、ハナショウブ、八重桜が植えられています。
どれも春に見頃を迎える花ばかりなので、冬の勾玉池は、咲耶池よりも殺風景でした。
勾玉池をほぼ素通りした後は、神苑西側へ。
ここには、椿と梅苑があります。
椿は、木の下の方にはあまり花がありませんでしたが、上の方を見上げるとたくさん咲いていました。
椿は、赤色の他に白色やピンク色のものもあります。
地面にも、ボトっと、丸ごと落ちた花がいくつかありました。
椿を観た後は、いよいよ梅苑です。
神苑東側の梅の咲き方からすると、五分咲き以上は期待できそうです。
しかし、梅苑に到着すると、ほとんど枝だけの状態の梅の木ばかり。
つぼみすらほとんどない状態です。
しばらく梅苑を散策して、なんとか少しだけ花をつけた梅の木を発見しました。
梅苑の梅がほとんど枝だけの状態だったことは残念でしたが、枝に1輪だけ咲いている花というのも、なかなか良いものですね。
しばらく、梅苑を散策しているとネコも梅を観にやってきました。
しかし、あまりに梅の花が少なかったので、ひっくり返ってしまいました。
梅宮大社では、他にもネコを飼っているようです。
社務所の入り口に寝床が4つ置いてあったので、4匹いるのでしょう。
私が訪れた時には、下の写真の白いネコとペルシャネコのようなネコ、それとしっぽのないミケがいました。
2月15日の梅苑の状況からすると、梅の見頃は3月に入ってからになりそうですね。
ちなみに2011年は、冬が寒かったことから、どこも梅の開花が遅れているようです。
なので、梅を観に行く時は、例年よりも遅らせた方が良さそうです。
なお、梅宮大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。