そろそろ京都も紅葉の時期になってきました。
とは言え、本格的に見頃を迎えるのは11月下旬になるでしょうね。
しかし、あまり悠長に構えていると見頃を過ぎてしまう危険があります。
そこで、11月8日に平安神宮付近、金戒光明寺、真如堂の紅葉の状況を視察してきました。
平安神宮付近
平安神宮付近は、岡崎疎水の周りに植えられた木々が、なかなかいい色に紅葉しはじめていました。
真っ赤なものや黄色くなっているものなど、多彩に色づき始めていますね。
ただ、緑色のものも多く、見頃となるのは11月15日辺りではないでしょうか。
岡崎疎水の紅葉は、あまり近くで見るときれいじゃないので、遠目から眺めた方がいいですね。
金戒光明寺
平安神宮の東の方に建っている金戒光明寺の紅葉の見頃は、まだまだ先になりそうです。
この日に見た金戒光明寺の紅葉の中では、極楽橋付近のカエデが一番紅く色付いていました。
それでも、全体の3割程度が紅くなっているだけで、緑色の葉がかなり目立っていました。
三門付近は、色づき始めたばかりで、オレンジ色の状態でした。
中には真っ赤な葉もありましたが、極楽橋付近同様に緑色の葉が圧倒的に多いですね。
続いて三重塔へと移動。
やはり、三重塔付近のカエデもまだまだ緑色の葉が多い状況です。
それでも、枝の先の葉は、紅葉し始めていますね。
この日の金戒光明寺の状況から想像すると見頃は11月15日以降と思われます。
真如堂
金戒光明寺とセットで訪れたいのが真如堂です。
同じ境内に建っているのではないかと思えるほどの近さなので、移動にほとんど時間がかかりません。
真如堂の脇には、カエデが植えられており、秋になると真っ赤に色付きます。
この日も、まずまずの色付きで、そろそろ見頃を迎えそうな感じでした。
真如堂から長く延びた綱は、「縁の綱」と呼ばれるもので、本尊の阿弥陀如来の右手とつながっています。
この綱を握ると阿弥陀如来と直接縁を結び、功徳を授かることができるとか。
もちろん私も握りましたよ。
「霜月 十夜法要会中」と書かれた紙が綱に釣ってあったので、おそらく、紅葉が見頃を迎えた頃には、この綱ははずされていると思います。
真如堂の三重塔付近も、まずまずの色付きです。
この状況から想像すると真如堂の紅葉の見頃は、11月15日くらいではないでしょうか。
紅葉の観察を終えたところで、しばし境内を散策。
境内には、野良猫が3匹いました。
そのうちの1匹が下の三毛猫です。
この三毛猫、お腹が大きかったので、おそらく子猫がいるのでしょう。
近付いて、体を触っても逃げません。
人に慣れているようですね。
真如堂を後にして、西側の宗忠神社の境内を横切り、吉田神社の摂社の竹中稲荷社へとお参りに行きました。
境内から眺めた真如堂の三重塔は、なかなかのものですよ。
遠くから見ると赤、黄、緑の葉が三重塔を囲んでいるのがわかります。
この景色は秋限定です。