北野天満宮のもみじ苑で見る晩秋の紅葉・2017年

11月末。

京都市上京区の北野天満宮に参拝してきました。

この時期の北野天満宮は、もみじ苑が公開され、御土居の紅葉を見ることができます。

2017年のもみじ苑の公開は12月3日まで。

そろそろ、もみじ苑の公開が終了する頃ですが、北野天満宮の紅葉は遅めなので、きっと今が見ごろのはずです。

天狗山の紅葉

北野天満宮は、市バス停「北野天満宮前」で下車してすぐの場所に建っています。

京福電車だと北野白梅町駅から東に徒歩約5分、JRだと円町駅から北に徒歩約10分ですね。

鳥居には、「もみじ苑公開」と書かれた大きな黄色いのぼりがかかっていました。

鳥居

鳥居

参道を進み、楼門、三光門を過ぎて本殿の前にやってきました。

本殿

本殿

まずはお参りです。

北野天満宮は、学問の神さまの菅原道真が祀られているので、頭が良くなるようにお願いしておきましょう。

本殿の西側へ。

もみじ苑の入り口近くは、カエデが真っ赤に色づいていました。

もみじ苑の入り口付近の紅葉

もみじ苑の入り口付近の紅葉

やはり、予想どおり見ごろであります。

拝観受付で700円を納めて、もみじ苑に入ります。

最初に目にするのは、茶室梅交軒と紅葉です。

茶室梅交軒と紅葉

茶室梅交軒と紅葉

どこのカエデも、青葉が残っておらず、もみじ苑全体が紅葉していました。

順路に従って北に歩き、北野天満宮の七不思議に数えられる天狗山に向かいます。

天狗山には本殿展望所があり、先ほどお参りをした本殿を見下ろすことができます。

天狗山から見る本殿と紅葉

天狗山から見る本殿と紅葉

以前は、このような展望所はなかったんですけどね。

近年、北野天満宮境内が整備されていってるので、この展望所も最近できたものと思われます。

天狗山からさらに北に歩けるようになっていました。

奥まで行くと、下りの石段があります。

石段上から眺めるもみじ苑も美しいですね。

石段上から見下ろす紅葉

石段上から見下ろす紅葉

休憩所も設置されていました。

休憩所と紅葉

休憩所と紅葉

この休憩所は、繁忙期のみ茶店となるようです。

私が訪れた日は、すでに繁忙期を過ぎていたのでしょうね。

茶店は出てませんでした。

御土居の紅葉

石段を下りて、御土居を歩きましょう。

灯籠の屋根に散るモミジが、晩秋のもの悲しさを感じさせます。

灯籠と紅葉

灯籠と紅葉

御土居は、豊臣秀吉が京都の周囲に造った石垣です。

豊臣家が滅びた後、御土居は壊されましたが、今でも京都市内にわずかに残っています。

そのひとつが北野天満宮の御土居で、現在は紅葉と梅の名所になっています。

御土居の横を紙屋川が流れています。

秋になると川の流れと紅葉の味わい深い景色ができあがり、特に紙屋川に架かる鴬橋と一緒に見る紅葉風景は多くの観光客を魅了します。

鴬橋と紅葉

鴬橋と紅葉

こちらは、三叉(みつまた)の紅葉(もみじ)です。

三叉の紅葉

三叉の紅葉

とても背の高いカエデで、御土居ができる以前から、この地に自生していたそうです。

残念ながら、紅葉はほとんど終わっていましたよ。

それにしても御土居の紅葉は見事です。

遊歩道の紅葉

遊歩道の紅葉

まだ昼間だったのですが、頭上を茜色のモミジが覆っているため、まるで夕方のような景色でしたよ。

しみじみとした紅葉風景であります。

御土居から上がり、出口近くの茶店へ。

茶店の周りも、紅葉が見ごろを迎えており、青葉が全くありませんでした。

茶店付近の紅葉

茶店付近の紅葉

もみじ苑の拝観券には、お茶券も付いています。

茶店の床几台に腰掛け、お茶菓子とほうじ茶をいただきながら、のんびりと紅葉を眺めます。

和菓子とほうじ茶

和菓子とほうじ茶

枝にとまったスズメが葉をつつくと、ひらひらとモミジが舞います。

地面に敷かれたモミジを見ると、秋の終わりを感じますね。

北野天満宮の紅葉は、例年色づくのが遅めなのですが、今年は1週間ほど見ごろを迎えるのが早かったのではないでしょうか。

散り始めているカエデも目立ってきていたので、北野天満宮の紅葉はそろそろ終わりが近づいているようです。

なお、北野天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊