下鴨神社の節分祭・2015年

2月3日は、京都市内の様々な神社やお寺で節分祭が催されました。

2015年に私が参加したのは下鴨神社の節分祭です。

下鴨神社には何度も参拝したことがあるのですが、節分祭に参加したのは今回が初めてです。

追儺弓神事

下鴨神社は、京阪電車の出町柳駅から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。

参道の入り口に到着。

入口

入口

長い長い参道を進み、鳥居の近くまで来ると焚火をしていました。

焚火

焚火

曇り空で時折小雨がぱらぱらと降ってくる寒い日でしたから、焚火がとても温かく感じましたよ。

下鴨神社に到着したのは正午過ぎ。

すでに追儺弓神事が行われる舞殿(まいどの)付近にはたくさんの参拝者が並んでいました。

舞殿付近

舞殿付近

下鴨神社の節分祭は、午前10時頃から開始され、順次様々な祭典が行われていきます。

正午頃から行われるのは、追儺弓神事です。

午後12時30分頃に神事に参加される方々が平安装束を身にまとって登場。

平安装束

平安装束

まずは本殿へと向かいます。

おそらく本殿で何かの儀式をしているのでしょう。

舞殿で見学している私からは、本殿で何が行われているのかわかりません。

本殿から戻ってきた平安装束の方々が舞殿の南側に整列します。

舞殿前に整列

舞殿前に整列

まず最初に2人が舞殿に昇っていきます。

舞殿へ昇る

舞殿へ昇る

次いで、それに従うようにもう2人が昇っていきます。

白い装束の方が、舞殿内から四方に向かって弓を引き矢を射ます。

四方に向かって矢を射る

四方に向かって矢を射る

矢を射た時には「やーーーーー」と大きな声を上げます。

息が切れそうになるくらい長い掛け声です。

20秒くらいは声を発し続けていたでしょうか。

ちなみに矢を射ると言っても、実際に矢が飛んでいくわけではありません。

矢を射るしぐさだけですね。

白い装束の方の次は、薄紫色の装束の方が舞殿の南側から天高く弓矢を引き絞ります。

天高く弓を引く

天高く弓を引く

今度は、本当に矢が放たれます。

天高く射られた鏑矢(かぶらや)は、「ポーーー」という高い音を発しながら楼門の屋根を超えていきました。

楼門

楼門

次は、佛教大学と龍谷大学の弓道部の学生たちが舞殿に昇っていきます。

学生たちが舞殿へ昇る

学生たちが舞殿へ昇る

学生たちは、西側に3人、東側に3人が並びます。

そして、次々と矢を放っていきます。

次々に矢を放つ

次々に矢を放つ

彼らが狙う先にあるのは、菱形の朱色の的です。

的

的は6本用意されており、1人4回ずつそれに向かって矢を放ちます。

合計12本の矢が次々に的を落としていきます。

きれいに的が地面に落ちることもあれば、隅に矢が当たって割れる的もあります。

矢が命中しないこともありますが、きっと的を狙うは難しいのでしょうね。

全ての矢が射られた後、大勢の参拝者が落ちた的を拾うために駈け出しました。

射落とされた的は拾ってもいいのかと思ってその光景を眺めていたら、神社から神事の最中に的を拾うのはマナー違反だからやめるようにとアナウンスがありました。

なので、追儺弓神事を見学する際は、神事が終わるまで的を拾わないようにしましょう。

福豆・福餅撒き

追儺弓神事の後は、皆さんお待ちかねの豆まきです。

下鴨神社の豆まきでは、福豆もまかれます。

舞殿にたくさんの来賓の方々が昇ります。

来賓の中には、日本女子プロ野球リーグの京都フローラの選手も2名いらっしゃいましたよ。

最初は、豆粒が裸でまかれました。

これはさすがに拾うのが難しいですね。

手の平を広げて両手を上げていたら2粒キャッチ成功。

今度は袋に入った福豆がまかれます。

豆まき開始

豆まき開始

次々にまかれていく福豆に参拝者が殺到。

舞殿には、京都タワーのマスコットの「たわわちゃん」の姿も。

たわわちゃん

たわわちゃん

そう言えば、先ごろ京都タワーにたわわちゃん神社が創建されましたね。

運営には下鴨神社が協力しているので、その関係でたわわちゃんも当社の節分祭に参加したのでしょうか。

以前からたわわちゃんは下鴨神社の節分祭に参加しているようなので、関係ないのかもしれませんが。

たくさんの参拝者にもまれながらも、なんとか福豆と福餅をもらうことができました。

福豆と福餅

福豆と福餅

福餅の袋には「ひいらぎ餅」と記されており、中には厄除けの黄色い餅と開運の緑色の餅が入っていましたよ。

下鴨神社の節分祭に参加したことですから、きっと開運と厄除けのご利益を授かれたことでしょう。

なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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