四条河原町で見た辻回し・2013年

7月17日は、祇園祭の山鉾巡行が行われる日。

京都が最も賑わう日と言っても、過言ではありません。

山鉾巡行の見せ場と言えば、交差点での辻回し。

今年は、四条河原町の交差点で、辻回しを見てきました。

菊水鉾の辻回し

四条河原町に到着すると、四条通は、たくさんの観覧者で埋め尽くされていました。

四条河原町

四条河原町

この辺りは車が進入禁止となっているので、道路には歩行者が溢れ返っています。

四条河原町の交差点では、菊水鉾が辻回し中でした。

菊水鉾

菊水鉾

辻回しは、進行方向を変えるために鉾を90度回転させる動作です。

自動車のようにハンドルがないので、車輪を動かすことができません。

そのため、大勢の人の手で、鉾の方向転換を行う作業をします。

菊水鉾は行列の17番目で、33ある山鉾のほぼ真ん中ですね。

四条河原町の交差点では、ちょうど半分の山鉾が巡行したことになります。

菊水鉾の辻回しが行われている間、後ろに続く山鉾は、交差点の手前で待機しています。

待機する山と鉾

待機する山と鉾

無事に辻回しが終わると、観覧者から盛大な拍手を受け、菊水鉾は、河原町通を北に進んでいきました。

放下鉾の辻回し

菊水鉾の後、数基の山が通過し、今度は放火鉾(ほうかほこ)の登場です。

放下鉾

放下鉾

鉾がとても長いので、全体を写真に入れようと思うと、とても小さくなってしまいます。

放下鉾が、交差点に進入。

交差点に進入

交差点に進入

いよいよ放下鉾の辻回しが始まります。

まずは、白い着物を着た人たちが、道路に細い板のようなものを並べていきます。

この上に鉾をのせて、方向転換するわけですね。

辻回しの準備中

辻回しの準備中

道路での作業は順調に進んでいます。

上では、人形が道路での作業を見守るように右に左に首を動かしています。

人形

人形

なかなか道路での作業が終わりません。

準備は続く

準備は続く

高価な鉾なので、事故があってはいけません。

もちろん鉾に乗っている人たちが落ちたりしては大変です。

なので、道路での作業は、慎重に行う必要があります。

どうやら準備完了のようです。

青い着物を着た2人の男性が、綱を引っ張るように体を前に倒します。

準備完了

準備完了

そして、勢いよく鉾を回転。

鉾を回転

鉾を回転

観覧者からの盛大な拍手。

鉾は、やや体を回転させました。

しかし、これではまだ進むことはできません。

もう一度、道路で方向転換のための作業が行われます。

鉾の屋根では、お兄さんが待機中。

屋根の上のお兄さん

屋根の上のお兄さん

準備が整ったところで再び鉾を回転。

再び回転

再び回転

今度は、かなり回転することができました。

この作業が何度も行われ、放下鉾は、少しずつ向きを変えていきます。

違う角度から放下鉾を見ると、45度くらい回転したように見えます。

別角度から見た放下鉾

別角度から見た放下鉾

この後、何度かの回転の末、放下鉾は、河原町通を北に向かって進んでいきました。

やはり、間近で見る辻回しは迫力がありますね。

観覧者は、多かったですが、辻回しを見れないほどではありませんでしたよ。

お巡りさんたちの交通整理もしっかりと行われているので、身動きが取れないといったこともありませんでした。

少しの時間でしたが、良い辻回しを見ることができました。

この後は、山を中心に祇園祭を観覧しました。