南区一覧

後醍醐天皇の還幸を待ち望んだ東寺の見返りの松

元弘3年(1333年)5月に六波羅探題が滅亡しました。 隠岐の島から脱出し船上山(せんじょうせん)にあった後醍醐天皇は、この知らせを聞いて、5月23日に京都へ向けて出発します。 後醍醐天皇は、名和長年、塩谷高貞(えんやたかさだ)、朝山太郎らに警護され、5月26日に播磨の千本宿に到着、翌27日には書写山に行幸しました。

2012年から2013年にかけて新規オープンした京都市中心部のホテル

近年、京都市内では、ホテルなどの宿泊施設の新規オープンが目立っています。 特に増えてきているなと思うのが、京町家を改装したゲストハウスや1棟貸の宿ですね。 ゲストハウスは、宿泊料金が安く抑えられることから若者や海外からのバックパッカーに人気があります。 ホテルについては、閉鎖するところもあるのですが、その数以上に新規オープンするホテルの方が多い感じです。 最近オープンしたホテルなんかは、四条烏丸や京都駅近くと便利な場所にありますね。 今回の記事では、2012年から2013年にかけて新規オープンした京都市中心部のホテルをいくつか紹介します。

わずか数十騎で楠木正成討伐に向かった宇都宮公綱

元弘2年(1332年)3月に鎌倉幕府に反旗を翻した後醍醐天皇が隠岐に流されました。 4月には、幕府が擁立した光厳天皇が即位したことで、一件落着と思えたのですが、ちょうどこの頃から後醍醐天皇に味方する楠木正成が動き出します。 楠木正成は半年前に赤坂城で戦死したと噂されていました。 ところが、彼は生きており、幕府の湯浅定仏(ゆあさじょうぶつ)が管理していた赤坂城を奪回したのです。 これに驚いた六波羅探題の北条仲時は、5月17日に楠木正成討伐のために隅田通治(すだまさはる)と高橋宗康に5,000の兵を持たせ、大阪の天王寺へと向かわせました。

東寺と教王護国寺はどちらが正式名称なのか?

京都市南区に建つ五重塔で有名な東寺。 東寺には、他にも教王護国寺という名称があります。 金閣寺の正式名称が鹿苑寺(ろくおんじ)、銀閣寺の正式名称が慈照寺、苔寺の正式名称が西芳寺というように京都のお寺では、2つの名で呼ばれているところがいくつもあります。 東寺もそのひとつですね。 では、東寺と教王護国寺はどちらが正式名称なのでしょうか。

鴬張りの廊下がある京都の建物

京都の建物を拝観すると、床がキュッキュッと鳴ることがあります。 お寺にしても神社にしても、古い建物なので、床が傷んでいるんだろうなと思ってしまいますが、実はこのキュッキュッと鳴る音は、建物の劣化によって起こっているわけではありません。 実は、建築時にわざとこのような音が鳴るように設計されているのです。 こういったキュッキュッと鳴る床は鴬張りと呼ばれています。 今回の記事では、鴬張りの廊下がある京都の建物をいくつか紹介します。

東寺の夏の風景・2013年

7月初旬。 まだ梅雨が明けていない京都は、比較的涼しく、散策が苦になるほど暑くはありません。 とはいうものの、日差しは夏そのものなので、長い時間、日の当たる場所にいると、さすがに暑くなってきますね。 夏と言えば、ハスの花が見ごろを迎える季節。 どのくらいハスが咲いているかを知りたくて、東寺を訪れました。

鳥羽の藤とシバザクラ・2013年

毎年、ゴールデンウィークになると、京都市南区の鳥羽水環境保全センターが一般公開されます。 一般公開では、きれいに咲いた藤やシバザクラを見ることができ、また、クイズラリーも開催されることから、家族連れの方など、多くの人でにぎわいます。 2013年は、4月27日から30日までということだったので、29日に鳥羽の藤を見に行ってきました。

東寺の瓢箪池はなぜ造られたのか?

京都市南区の五重塔で有名な東寺には、瓢箪池(ひょうたんいけ)と呼ばれる大きな池があります。 この瓢箪池があるから、五重塔の眺めが絵になるんですよね。 きっと昔の人が、池泉回遊式庭園を境内に造れば、四季折々の景色を楽しめるに違いないと考えて、瓢箪池を造ったんだろうなと、思っていたのですが、どうもそういった理由で造られたわけではないようです。 では、鑑賞用でなければ、いったい何のために瓢箪池を造ったのでしょうか。

ソメイヨシノが見ごろを迎えた六孫王神社

京都市南区に建つ六孫王神社は、知る人ぞ知る桜の名所です。 東寺の北門から5分ほど北西に歩いた辺りに建っているので、東寺の参拝後に訪れるのがおすすめですね。 3月末。 東寺に桜を見に行ったついでに六孫王神社の桜が、どの程度咲いているか確認してきました。