阪急電車の長岡天神駅を降りると、そこは長岡京市。
長岡京市には、菅原道真を祀る長岡天満宮が建っています。
この神社は、長岡京市の紅葉の名所として知られています。
ということで、12月上旬に長岡天満宮に紅葉を観に行ってきましたので、その模様をお伝えします。
八条ヶ池
長岡天神駅から西に5分ほど歩くと、白い長岡天満宮の鳥居が建っています。
この鳥居をくぐると、南北に長い八条ヶ池が目の前に現れます。
八条ヶ池の中央には、長岡京市の天然記念物に指定されている約80株のキリシマツツジが植えられています。
初夏に見ごろを迎えるので、紅葉の時期は、くすんだ色となっています。
八条ヶ池の周囲に植えられているカエデは、ほとんどが見ごろを迎えていました。
池の周囲を埋め尽くすほどのカエデの本数ではありませんが、紅葉狩りには十分です。
紅葉庭園
八条ヶ池を半周した後は、長岡天満宮の参道へ。
参道の入り口は、まだ青葉の状態でしたが、石段の先はオレンジ色に色付いています。
境内には、紅葉庭園の錦景苑があります。
その名のとおり、中はモミジがいっぱいです。
紅葉の維持のために入場は志納制となっています。金額に決まりはありません。
庭園内の紅葉は、すでに見ごろを終えて、葉が池に落ちてしまっているものもありましたが、全体的に見ごろを保っていました。
苔が敷いているあたりのカエデは、見ごろ前から見ごろといった状態です。
ややくすんだ赤色のモミジですが、緑色の苔と調和しています。
紅葉庭園で一番きれいだったのは、池の北側に植えられているカエデです。
透き通るようなオレンジ色のモミジたちが、池を覆っていました。
これくらいの色付きのモミジが好きという方も多いのではないでしょうか。
庭園の紅葉を見た後は、本殿にお参り。
長岡天満宮の本殿は、昭和16年(1941年)に平安神宮の社殿を移したものです。
本殿の周辺は、カエデがそれほど多くはありません。
目に入ったのは、手水舎近くのカエデで、色付きもなかなか良い感じでした。
境内の紅葉を楽しんだ後は、再び八条ヶ池に戻ることに。
途中、真っ赤な紅葉のトンネルがありました。
ここの紅葉が、この日一番鮮やかに色付いていました。
長岡天満宮の境内は、八条ヶ池も含めるとかなり広く、カエデの本数も多めなので、十分に紅葉を楽しむことができますよ。