4月上旬。
京都府八幡市の背割堤(せわりてい)を訪れました。
背割堤は、宇治川と木津川の間にある堤防で、1km以上にわたって桜が植えられています。
桜のほとんどはソメイヨシノで、全ての木が満開になった時の美しさは表現のしようがないほどであります。
近年、背割堤の人気は高まっており、国内外から多くの旅行者や観光客の方がお花見に訪れるようになっていますね。
満開を保つ桜並木
背割堤には、京阪電車の石清水八幡宮駅から北に約10分歩くと到着します。
2024年は、3月23日から4月7日までが、背割堤さくらまつりの期間で、入場するには100円の協力金が必要となっていました。
私が背割堤を訪れたのは、その後だったので、協力金は必要ないだろうと思ったのですが、石清水八幡宮駅の改札に背割堤の入場には100円の協力金が必要だとの案内が出ていました。
どうやら、背割堤さくらまつりの期間が延長されたようです。
4月12日まで近くの駐車場が利用できないとの案内が道路沿いに出ていたので、それまでは100円の協力金が必要になるのでしょう。
再度の期間延長もあるかもしれません。
木津川に架かる御幸橋を渡ります。
橋からは、木津川の流れと満開の桜並木、そして、奥に天王山が望めますよ。
人が多いと御幸橋で立ち止まるのが難しいのですが、この日は比較的人が少なかったので写真撮影できました。
背割堤の入り口で、会場の案内を受け取り、そして、協力金100円を箱に入れて入場。
春の日差しを受けて、満開のソメイヨシノが輝いていました。
行きは、堤防の上を西に向かって歩き、帰りは堤防の下を歩いて戻ってくるようになっています。
堤防の上は、満開の桜のトンネルができており、大勢の人が左右の桜を眺めながら歩いていました。
これでも、人は少ない方ですね。
堤防の北側の遊歩道に下ります。
南側の遊歩道は人が多いのですが、北側は人が少なく落ち着いて歩けますよ。
芝生の斜面と一緒に見る満開の桜並木。
北側の遊歩道は少し木陰になっていて、芝生に桜の影が映るのが好みです。
菜の花と一緒に見る満開の桜
背割堤の西の端までやって来ました。
ここまで来ると、人は少なくなります。
上の写真の右側に少しだけ写っている木は、八幡市の橋本から移してきたオオクスノキです。
樹齢100年以上とのこと。
南側の遊歩道を入口に向かって歩いていきます。
北側とは対照的に南側は日当たりが良く、歩いていると少し暑くなってきますね。
背割堤の中間地点まで戻って来ると、木津川に近い場所に菜の花がたくさん咲いていました。
菜の花越しに見る満開の桜並木が見事ですね。
これまで背割堤には何度も訪れていますが、この場所から桜を眺めたのは今回が初めてです。
雨が降って増水すると、この辺りは水に浸かるので、あまり近づかないようにしていたんですよね。
背割堤を訪れる前日と前々日に雨が降り、風も強かったのですが、背割堤の桜は満開を保っていました。
今年の京都は桜の開花が3月29日とやや遅く、背割堤もその頃から咲き始めたのですが、4月4日頃まではほとんど枝だけの状態でした。
先週に大山崎山荘美術館から背割堤の桜並木を眺めたのですが、その時は全く咲いていないといっても良い状態でしたね。
そのおかげで、背割堤の桜は、前日の雨と風に耐えられたのかもしれません。
芝生の斜面にも多くの菜の花が咲いていました。
それにしても、満開の桜並木は、薄紅色にボリューム感がありますね。
入り口の近くまで戻って来ました。
大きな水溜まりには、桜並木が移っていましたよ。
背割堤では、お店もたくさん出ていました。
以前は全く出店していなかったのですが、数年前からお店が並ぶようになっています。
また、トイレも設置されるようになったので、安心してお花見できるようになりました。
100円の協力金がこういう使われ方をしているんですね。
背割堤の桜は、京都市内のソメイヨシノが散って来ていても、まだ満開を保っていました。
この様子だと、4月14日までは見ごろを保っていそうですよ。
まだお花見に行けていない方は、背割堤を訪れてはいかがでしょうか。
なお、背割堤の詳細については以下のページを参考にしてみてください。