山崎聖天で咲き始めた桜・2024年

4月初旬に京都府乙訓郡大山崎町の大山崎山荘美術館に桜を見に行った後、天王山を北に約7分歩き、観音寺に参拝しました。

観音寺は、山崎聖天とも呼ばれているお寺で、春になると境内で桜が開花します。

春に大山崎町を訪れた際は、立ち寄りたいお寺ですね。

聖天堂の脇できれいに咲くシモクレン

山崎聖天には、JR山崎駅から北東に約15分歩くと到着します。

阪急電車の大山崎駅からだと、北東に徒歩約20分です。

山崎聖天は、天王山の中腹にありますが、山の割と下の方なので、それほどしんどくありません。

入り口付近の斜面には多くの桜が植わっており、見ごろを迎えた桜もあれば、まだ咲き始めの桜もありました。

入り口付近の桜

入り口付近の桜

入り口から急な石段を上って境内に向かいます。

この石段は、結構きついですね。

石段を上りきった先に山を背にして建つ本堂があります。

境内

境内

本堂の右前に植えられている八重紅枝垂れ桜は咲き始めでした。

本堂と八重紅枝垂れ桜

本堂と八重紅枝垂れ桜

枝先には、ピンク色の花が比較的多く咲いていましたが、まだまだ枝の方が目立ちますね。

八重紅枝垂れ桜の枝先

八重紅枝垂れ桜の枝先

それでは、本堂にお参りをしましょう。

観音寺は、昌泰2年(899年)に宇多天皇の御願寺として創建されたのが始まりと伝わっていますが、定かではありません。

その後、延宝9年(1681年)に木喰上人以空が夢告により中興開山し、聖天堂を興して歓喜天を祀り、霊験、東山、中御門天皇から篤い帰依を受けています。

また、商売繁盛家運隆昌を願う住友、鴻池、三井といった大商人からの信仰も集めました。

幕末の蛤御門(はまぐりごもん)の変(1864年)で焼失しましたが、明治に順次復興が行われ現在の姿となっています。

山崎聖天と呼ばれるようになった歓喜天を祀る聖天堂は、本堂の隣に建っています。

聖天堂

聖天堂

歓喜天にもお参りをして商売繁盛のご利益を授かっておきましょう。

聖天堂と本堂の間に植えられているシモクレンが見ごろを迎えていましたよ。

見ごろのシモクレン

見ごろのシモクレン

春になるとモクレンの花も所々で見かけるようになりますね。

シモクレンのアップ

シモクレンのアップ

この日は雲が多い天気でしたが、シモクレンの花は、曇り空の下でも紫色が鮮やかでした。

聖天堂の向かい側に建つ光明殿の奥ではヤマザクラが満開になっていますね。

光明殿と山桜

光明殿と山桜

庫裡(くり)の近くのソメイヨシノは咲き始め。

咲き始めのソメイヨシノ

咲き始めのソメイヨシノ

まだ3分咲き程度です。

ソメイヨシノの奥には彼岸桜もあり、こちらは満開を過ぎ、散り始めていましたよ。

彼岸桜

彼岸桜

そろそろ山崎聖天から出ましょう。

山崎聖天の桜は、彼岸桜とヤマザクラは見ごろ、ソメイヨシノと八重紅枝垂れ桜は咲き始めでした。

ソメイヨシノと八重紅枝垂れ桜が見ごろを迎えるのは、4月6日頃になりそうですね。

山崎聖天の入り口付近も、4月6日頃に華やかになっていそうです。

なお、山崎聖天の詳細については以下のページを参考にしてみてください。