3月中旬に京都市東山区の妙法院に参拝した後、北に約7分歩き、大谷本廟にも参拝しました。
大谷本廟は、西本願寺の親鸞聖人の廟所です。
4月になれば、参道の入り口でソメイヨシノが華やかに咲きますが、今はまだ開花前。
そのため、参拝者は少なく静かにお参りできます。
白梅とサザンカ
大谷本廟には、京阪電車の清水五条駅から五条通を東に約5分歩くと到着します。
五条通と東大路通が交差するところですね。
この辺りは、五条坂から清水寺に向かう旅行者や観光客の方が非常に多いのですが、大谷本廟に入っていく人は少なめです。
参道はほとんど無人ですね。
参道を総門に向かって歩いていくと、途中に親鸞聖人の像が立っています。
いつもこの場所から参拝者を見守ってくれていますよ。
総門に続く石段の前では、白梅が咲いていました。
梅の花も終わりが近づき、花数が少なくなっています。
総門の前では、サザンカも赤い花を咲かせていましたが、こちらも終わりが近いですね。
こんもりとした花噴水
総門をくぐった先には、立派な仏殿が建っています。
仏殿の前の噴水は、花が供えられ花噴水となっていますよ。
この日の花噴水は、花がこんもりと高く供えられていました。
噴水の上に平らになるように花が供えられていることが多いのですが、趣向を変えてみたようですね。
赤色、白色、ピンク色、黄色とどの花もきれいであります。
春がやって来たなと実感しますね。
それでは、仏殿にお参りをしましょう。
仏殿にお参りをした後は、二天門をくぐり、境内の東側へ。
境内の東側は広々としており、空もとても広大に見えます。
この日の空は、薄っすらと雲が浮かんでいる程度で、全体的に清々しい青空でした。
上の写真に写っている建物は、明著堂です。
明著堂は、宝永6年(1709年)に建立された拝堂で、ここから奥に建つ祖壇に向かってお参りをします。
近くの説明書によると、祖壇は、檜皮葺(ひわだぶき)の宝形造(ほうぎょうづくり)のお堂で、親鸞聖人のご影とご遺骨が納められてるとのこと。
祖壇の左右には、歴代宗主ならびにお裏方の墓所もありますよ。
また、親鸞聖人のご遺徳を慕い、そのお側にありたいとの願いから、全国の門信徒の方のご遺骨も納められています。
宗祖親鸞聖人の墓所を今に受け継ぐ本願寺発祥の墓だそうです。
明著堂から祖壇に向かって、しっかりとお参りておきましょう。
お参りを済ませたところで、大谷本廟から出ることに。
晴天の日の人が少ない境内は、穏やかに時間が流れていましたよ。
この後は、清水寺に梅を見に行きます。
なお、大谷本廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。