7月13日に八坂神社に久世稚児社参を見に行った後、四条通を西に約20分歩き、新町通までやって来ました。
祇園祭の前祭(さきまつり)の山鉾建てが進み、12日には長刀鉾などの曳初めが行われました。
また、13日も、正午から蟷螂山(ろうろうやま)、午後3時から放火鉾、岩戸山、船鉾の曳初めが行われることから、八坂神社を午後2時40分に出て、急いで新町通に向かいました。
傘をさす見物客がいっぱい
新町通には、地下鉄の四条駅、または、阪急電車の烏丸駅を出て西に3分ほど歩くと到着します。
四条通の地下を歩き、新町通にやって来ると、雨が強くなっていました。
何とか雨が降らないで欲しいと思ったのですが、雨中での曳初めとなりました。
時刻は午後3時を少し過ぎており、新町通を南に向かって曳かれてきた放火鉾が四条通に姿を見せていました。
それにしても、雨が降っているのに人が多いですね。
四条通から新町通を南に向かうと、船鉾も曳かれていました。
船鉾のさらに南には岩戸山も見えます。
まずは、岩戸山の曳き初めから見ていきましょう。
上部には、囃子方がぎゅうぎゅう詰めになって外にはみ出しそうになっていました。
岩戸山はすでに定位置より北に動いてきており、私が来た時には止まっていました。
今は、後方へと動くための準備中です。
岩戸山が動かないことには、船鉾も動けないので、いったん四条通を北に渡って放火鉾を見に行きます。
放火鉾は、音頭取りが前方に立ち、これから動き出すところでした。
音頭取りの合図とともに曳初めに参加している方々が綱を引っ張ります。
この日は、小学生もたくさん曳初めに参加していましたよ。
巨大な放火鉾が動き出しました。
後方でも、綱を持つ人たちがいます。
大きな車輪が、グワラグワラとゆっくり回ります。
時々、車輪の前に塵取りのようなものを置いて、進路を微調整します。
放火鉾が四条通に近づいてきたところで、今度は、南の船鉾を見に行きます。
放火鉾を見ている間に船鉾は、何度か前後に動いていました。
停止中の船鉾を横から見上げます。
船鉾は、その名のとおり、船のような形をしており、水に入れると浮かぶのではないかと思えるような造りになっています。
止まっている間も、上部で囃子方の演奏が続きます。
時刻は午後4時に近づき、お巡りさんが帰っていったので、そろそろ曳初めは終了のようです。
最後に船鉾を正面から撮影。
船鉾は、17日の山鉾巡行で、一番最後を進みますよ。
曳初めが終わる頃、雨も小ぶりとなって来ました。
17日の山鉾巡行は、晴れて欲しいですね。
なお、新町通での曳初めは、動画も撮影したのでご覧になってください。
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