梅雨の恵心院で咲くアガパンサス・2023年

6月下旬に京都府宇治市の宇治上神社に参拝した後、南東に5分ほど歩き、恵心院にも参拝しました。

恵心院の境内には、多くの植物が植えられており、四季折々の花を見ることができます。

あまり知られていないお寺ですが、宇治に観光で訪れた際は、立ち寄っておきたいですね。

アジサイはほとんど見られず

恵心院には、京阪電車の宇治駅から宇治川沿いを南東に約8分歩くと到着します。

JR宇治駅からだと、徒歩約13分です。

恵心院の参道の前にやって来ました。

参道

参道

入り口には、恵心院と刻まれた石柱が立っています。

参道をまっすぐ進んだ先に建つお堂の後ろでは、ハンゲショウが葉の表面を白色に染めていました。

ハンゲショウ

ハンゲショウ

7月が近づくと、ハンゲショウの葉の白色の面積が拡大していきます。

ハンゲショウから右に曲がり少し進むと山門があります。

山門

山門

山門をくぐって境内へ。

境内の中央に本堂が建っています。

本堂

本堂

本堂の前に植えられているノウゼンカズラは、オレンジ色の花を咲かせていました。

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ

まだ梅雨は明けていませんが、暖色系の花を見ると夏がやって来たなと感じますね。

それでは、本堂にお参りをしましょう。

恵心院は、弘仁12年(821年)に弘法大師空海が開いた龍泉寺が始まりと伝えられていますから、約1200年の歴史を持っています。

この辺りは、古いお寺や神社がたくさんありますね。

境内には、空き缶がいくつも吊るされていました。

空き缶

空き缶

空き缶には何本も切れ込みが入っていますね。

銀色、黄色、青色、緑色、赤色など、もともとのデザインを活かしています。

自作の提灯でしょうか。

さて、今の時期の恵心院では、アジサイが花を咲かせるのですが、お寺の方の話によると、今年は鹿にほとんど食べられてしまったそうです。

アジサイだけでなく、他の花も食べられており、木の葉まで被害に遭ったそうです。

ロープを張って侵入を防いでいるようなのですが、鹿も賢いようで、上手にロープの内側に入って植物を食べていくみたいです。

先ほどの空き缶は、鹿よけのために吊るされていたのかもしれません。

お寺ということもあり、駆除することはできないでしょうから、鹿がやってこないように願うしかなさそうですね。

それでも、アジサイは少しばかり咲いており、アナベルは見ごろを迎えていましたよ。

アナベル

アナベル

アガパンサスが見ごろ

お寺の方に「アガパンサスはきれいに咲いているので見ていってください」と言われたので、アガパンサスが植えられているところに行ってみました。

お寺の方のおっしゃるとおり、アガパンサスは、青色の花をたくさん咲かせていました。

アガパンサス

アガパンサス

梅雨の時期は、街中を歩いていても、アガパンサスを見かけることが多いですね。

たくさんのアガパンサス

たくさんのアガパンサス

人気のある花なのでしょう。

ホタルブクロも咲いていました。

ホタルブクロ

ホタルブクロ

ホタルブクロは、赤色のものをよく見かけますが、恵心院では白色のホタルブクロも咲いていましたよ。

恵心院では、アジサイは少ししか見られませんでしたが、ノウゼンカズラやアガパンサスなど、梅雨から夏に咲く花を見られました。

私以外に参拝者はおらず、静かにお参りできました。

この後は、興聖寺に参拝します。

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