8月下旬に京都市中京区の本能寺にサルスベリを見に行った後、寺町通を北に約10分歩き、下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。
下御霊神社の境内にも、紅白のサルスベリが植えられており、すでに見ごろを迎えている頃です。
拝殿前の白色のサルスベリ
下御霊神社の最寄り駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。
駅からは、西に徒歩約6分で寺町通に面した鳥居の前に到着します。
地下鉄の丸太町駅からだと、東に徒歩約7分です。
朱色の鳥居の後ろに正門が建っています。
正門の屋根の下には、龍などの彫刻があるので、しっかり見ておきましょう。
下の写真は、仙人の彫刻です。
正門をくぐって境内に入ります。
正面に拝殿が建ち、その前に斜めに白色のサルスベリが植えられています。
社務所の近くに植えられている赤色のサルスベリは、やや花数が少ないですね。
そろそろ終わりが近づいているのでしょうか。
拝殿の後ろに本殿があるのでお参りをしましょう。
本殿には、非業の死を遂げた八所御霊が祀られています。
平安時代には、怨霊が災厄をもたらすと考えられており、その怨霊を神社に祀って御霊にすると、災厄が治まると信じられていました。
昨年から続く新型コロナウイルスの騒ぎが早く収まるようにお願いしておきましょう。
再び拝殿の前にやってきました。
白色のサルスベリの花がたくさん咲いていますね。
この日は、空に雲が多かったので、白色の花が目立ちませんでした。
それでも、真下から見上げると、多くの花が咲いているのがわかります。
サルスベリは、赤色の花をよく見かけますが、白色のサルスベリもきれいですね。
正門を背景に見るサルスベリ。
それにしても、幹が斜めになっているのによく倒れないものです。
正門の近くにある垂加社です。
垂加社には、山崎闇斎が祀られています。
また、柿本大神と猿田彦大神も祀られています。
垂加社の説明書によると、山崎闇斎は、江戸時代初めに儒学を研究し、後に神道の研究をして、神代より皇統が例外なく受け継がれてきた日本は、革命のない忠義が実現している国柄で、将来も君臣が合体して敬(つつしみ)をもって真の道を実現していくことが理想の姿だと主張したとのこと。
幕末には、この山崎闇斎の思想が勤王思想につながっていきました。
本殿にお参りを済ませ、サルスベリも見終えたので、そろそろ下御霊神社から出ましょう。
晩夏の境内には、誰もいませんでしたよ。
下御霊神社のサルスベリは、9月上旬まではきれいに咲いていそうです。
この後は、京都御苑にサルスベリを見に行きます。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。