6月上旬。
京都市東山区の知恩院に参拝しました。
知恩院は、浄土宗四ヵ本山のひとつに数えられるお寺で、今は、東山を代表する観光名所となっています。
近年は、広大は境内に国内だけでなく海外から訪れた方の姿も見られるようになっていましたが、この1年は、新型コロナウイルスの影響で、海外からの旅行者の数が減っていますね。
梅雨の知恩院では、数は少ないですが、アジサイを見ることができます。
北門近くのアジサイ
知恩院には、地下鉄の東山駅から南に5分ほど歩くと到着します。
京阪電車だと、祇園四条駅から東に徒歩約8分です。
知恩院と言えば、大きな三門が有名ですが、今回は、三門よりも北にある黒門から境内に入ることに。
黒門をくぐると、カエデが、青葉をたくさん付けていました。
梅雨に入ったためか、葉の緑色がしっとりとして見えます。
参道を歩いて行きます。
石段わきには、城郭を思わせる石垣があり、ところどころ苔むしています。
石段を上って行き、北門に近づいてくると、石垣の上でアジサイが青色の花を咲かせていました。
この辺りは、日が当たりにくいので、アジサイの花がみずみずしいです。
北門近くのアジサイは、どれも背が低めです。
以前からこれくらいの高さなので、手入れをして、これ以上背が高くならないようにしているのかもしれません。
北門をくぐり、南に向かって歩きます。
阿弥陀堂の近くでは、新しい建物が建設中でした。
何ができるのか楽しみであります。
今回は、阿弥陀堂にお参りをしましょう。
阿弥陀堂は、明治43年(1910年)に再建されたもので、知恩院の中では比較的新しい建物です。
上の写真ではわかりにくいですが、屋根の下の扁額には、大谷寺(おおたにでらだいこくじ)と書かれています。
この扁額は、後奈良天皇の勅額とのこと。
勢至堂近くのアジサイ
昨年、落慶した御影堂(みえいどう)の前を歩きます。
人の姿はほとんどありません。
梅雨は、京都全体で観光客が減りますが、今年は例年以上の減り方です。
緊急事態宣言が出ている影響でしょうね。
昨年は、5月下旬まで緊急事態宣言が出ており、その期間は知恩院に入ることができませんでした。
でも、今年は、門を閉ざしておらず、参拝できるようになっています。
御影堂の東側の智慧之道の石段を上り、勢至堂の近くにやってきました。
こちらでは、ピンク色のアジサイが咲いていました。
まだ色がついていない花も目立ちますが、近いうちにすべての花がピンク色になるのではないでしょうか。
アジサイの奥には小さなお堂が建っています。
そのお堂を隠すようにカエデの枝にはたくさんの青葉がついていましたよ。
カエデの青葉は、緑色が徐々に深みを増しています。
知恩院のアジサイは、6月上旬ですでに見ごろを迎えていました。
アジサイの見ごろは、6月下旬まで続きそうです。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。