初秋の妙顕寺境内を歩く・2020年

9月初旬に京都市上京区の上御霊神社に参拝した後、西に5分ほど歩いて妙顕寺(みょうけんじ)を訪れました。

妙顕寺は、春の桜秋の紅葉がきれいなお寺ですが、旅行や観光で訪れる人は少なめです。

特に観光シーズン以外だと、境内にはほとんど人がいませんね。

わずかに咲くフヨウとサルスベリ

妙顕寺の最寄り駅は、地下鉄の鞍馬口駅です。

駅からは、西に5分ほど歩くと妙顕寺に到着します。

通常は、南側の表門から妙顕寺の境内に入るのですが、今回は、北側から境内に入りました。

庫裡(くり)の近くには工事用の車が止まっており、大玄関の修理が行われていました。

庫裡付近

庫裡付近

庫裡付近は、八重紅枝垂れ桜が多く植えられていますが、今は、緑の葉で覆われています。

やがて、秋が深まれば、緑色から黄色やオレンジに変わることでしょう。

庫裡から南に歩き、本堂の前にやってきました。

本堂

本堂

妙顕寺は、日蓮宗のお寺で、洛中法華二十一ヵ寺本山のひとつに数えられます。

本堂はとても大きく迫力がありますね。

それでは、お参りをしましょう。

本堂の南東には、三菩薩堂が建っています。

三菩薩堂

三菩薩堂

中には、日蓮聖人、日朗上人、日像上人の像が祀られています。

その三菩薩堂の前では、フヨウがピンク色の花を咲かせていました。

フヨウ

フヨウ

でも、多くの花はしおれており、上の方の花だけが元気な姿をしていました。

9月に入り、暑さが和らいだとはいえ、8月の猛暑が堪えたのかもしれません。

三菩薩堂の北側に建つのは、尊神堂です。

尊神堂

尊神堂

中には、安産子易祈願の信仰がある鬼子母神が祀られています。

そのため、尊神堂は鬼子母神堂とも呼ばれていますよ。

頭上には、爽やかな秋空が広がります。

尊神堂の北には池があり、そのほとりに植えられているサルスベリも花を咲かせていました。

サルスベリ

サルスベリ

花数は少なくなっていましたが、赤色の花がきれいでしたよ。

池の中では、コイが泳いでいました。

鯉

池の中を優雅に泳ぐコイが涼しげであります。

小さなコイもたくさん泳いでいましたよ。

境内の西側、鐘楼付近には、穏やかな顔をした仏像が立っています。

仏像

仏像

猛暑を乗り切ったばかりだったためか、お顔を見ていると、肩から力が抜けるように心が和んでいきます。

ハスは、もう花が咲いていませんが、まだ夏の名残を感じます。

ハス

ハス

本堂にお参りを済ませたので、そろそろ妙顕寺から出ましょう。

北の空は、晴れていましたが、南の空はどんよりとした雲に覆われ始めていました。

参道

参道

この後は、本法寺に参拝します。

なお、妙顕寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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