京都市左京区の下鴨神社の境内に御手洗川(みたらしがわ)という小川が流れています。
この御手洗川には、朱色の輪橋(そりはし)が架かっていて、その近くには梅の木が植えられています。
2月下旬になると、各地で梅が見頃を迎えだす時期なので、下鴨神社の梅も良い具合に咲いているのではないかと思い、2月21日に訪れてみました。
遠目だと咲いているのかわかりにくい咲き具合
下鴨神社の参道は、夏だと緑色の葉に覆い尽くされているのですが、さすがに2月だと葉の付いた木はほとんどありません。
葉がないと殺風景にも思えますが、逆に晴れの日は、枝の間からきれいな青空を見ることができます。
こういった景色は、冬ならではですね。
朱色の楼門も青空とよく合っています。
御手洗川は、境内の北東、楼門をくぐった右側を流れています。
土用の丑の日になると水が湧き出してくるという不思議な川で、みたらし団子の由来になっていることでも有名です。
御手洗川に架かる朱色の輪橋の手前に植えられた梅の木は、まだ少ししか花が咲いていません。
ちなみに下鴨神社の梅は、緒方光琳が紅白梅図屏風のモデルにしたことで知られており、光琳の梅と呼ばれています。
写真だと枝しか写っていないように見えますね。
見る角度が良くないのかと思い、御手洗川を渡った先から梅を見ることに。
少しは、枝に赤色が混ざっているように見えますが、それでも遠くから見ると咲いているのかどうかわかりませんね。
梅の開花状況は三分咲きといったところでしょうか。
近くに寄って枝を見ると、やっぱり花よりもつぼみの方が多い状態です。
2011年は各地で梅の開花が遅れているそうです。光琳の梅も他と同じく開花が遅かったようですね。
この状況から予想すると見頃は3月1日以降になりそうです。
なお、満開の光琳の梅の写真については、「西陣に住んでます」さんの以下の記事に掲載されています。鮮やかなピンク色で、かなりボリュームがあります。良い時期に観に行かれてますね。
梅の状況を確認して帰ろうと思ったところ、境内の西の方にサザンカの花が咲いているのを発見。
たくさん咲いています。
その中からきれいに咲いているものを選んで撮影。
正面を向いている2つの花を同時に写すことができました。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。