6月中旬に京都市左京区の平安神宮に参拝した後、神苑を拝観しました。
神苑は、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑の4つからなります。
西神苑のハナショウブを見た後、さらさらと小川が流れている脇の細い遊歩道を東に歩いて中神苑にやって来ました。
黄色いコウホネの花
中神苑も西神苑と同じように大きな池があります。
この池は蒼龍池と呼ばれています。
蒼龍池の北西では、たくさんのコウホネが生えていました。
コウホネは、葉だけのように見えますが、葉に隠れるようにして黄色い花が咲きます。
あまり目立たない花なので、見落としがちですが、梅雨時に平安神宮の神苑を拝観した時には見ておきたい花ですね。
コウホネは、以前は西神苑で多くみられたのですが、今年は全く見ませんでした。
西神苑から中神苑に引っ越しをしたのでしょうか。
様々な色のスイレン
中神苑の見どころは、スイレンです。
スイレンは、池の中央付近で咲いていると、小さくしか見えませんが、中神苑の蒼龍池には、三条大橋と五条大橋の古石柱を使った臥龍橋が設置されているので、その上から間近にスイレンを見ることができます。
赤色のスイレンが4つ。
真っ白なスイレンも咲いていました。
晴れている日は、白色のスイレンはとても爽やかに見えますね。
ピンク色のスイレンは可憐です。
黄色のスイレンも美しいですね。
柑橘系の香りが漂ってきそうです。
中神苑のスイレンは、以前よりも数が少なくなっているようでした。
私が神苑を拝観した日は、蒼龍池で作業が行われていました。
蒼龍池を整備するための作業だと思いますが、スイレンを取り除いていたのでしょうか。
蒼龍池のほとりでは、白色のクチナシの花もたくさん咲いていました。
蒼龍池の南東角では、松と赤色のカエデの共演を見られましたよ。
中神苑を1周し、南東角の石橋にやってくると、アオサギがゆっくりとこちらに向かって歩いてきました。
何をしているのかなと思って見ていたら、地面にいたトカゲを狙っていたみたいです。
トカゲは、危険を察知して逃げていきました。
それでも、アオサギは諦めず、トカゲが出てくるのをじっと待っていましたよ。
中神苑のスイレンは、9月まで咲いていますから、まだ3ヶ月ほど楽しめますね。
この後は、東神苑に向かいます。