8月11日の夕方。
京都市上京区の北野天満宮を訪れました。
北野天満宮は、毎年旧暦の七夕の時期に開催される「京の七夕」の会場となっています。
2018年は、8月4日から16日までが開催期間で、境内は七夕飾りが設置され、御土居のライトアップも実施されます。
また、この期間は、御手洗川(みたらしがわ)足つけ燈明神事も行われます。
境内の七夕飾り
北野天満宮は、京福電車の北野白梅町駅から東に徒歩約5分の場所に建っています。
市バスだと、「北野天満宮前」で下車してすぐです。
一の鳥居には、京の七夕ののぼりと七夕飾りが設置されていました。
参道の両脇にも、多くの七夕飾りがあり、歩いているだけで1月遅い七夕を楽しむことができますね。
また、参道や境内には、ミストシャワーも設置されており、細かい水が暑さを和らげてくれていました。
楼門をくぐります。
参道を進み、本殿へと続く三光門の前へ。
三光門の前も七夕飾りが設置されていましたよ。
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿には、学問の神さまの菅原道真が祀られています。
学業成就のご利益を授けてくれますが、七夕の期間中はその他の願い事も叶えてもらえそうですね。
御手洗川足つけ燈明神事
本殿にお参りを済ませ、楼門へ戻ります。
楼門の近くには、絵馬所があり、そこが御手洗川足つけ燈明神事の入り口となっています。
初穂料は300円です。
五色ろうそくの中から好きな色のろうそくを選びます。
色によって願い事の種類が異なっているので、どのような願い事を叶えたいかによって選ぶろうそくの色が変わります。
私は緑色のろうそくにしました。
絵馬所で靴を脱ぎ、ズボンの裾を膝までまくって御手洗川に向かいます。
そして、御手洗川に足をひたします。
冷たくて、とても気持ち良いですね。
2018年の京都の夏は猛暑で、毎日のように最高気温が38度以上に上がっていたので、御手洗川の水がより冷たく感じます。
御手洗川の両脇の石垣には、所々にろうそくが置かれています。
このろうそくで、先ほどの五色ろうそくに火をつけます。
私も、緑色のそうろそくに火をつけようとしたのですが、いつのまにか川に落としてしまったようです。
川の底を探したのですが、ろうそくは見当たりません。
ちょうど神社の方が川のゴミを取っていたので、ろうそくを落としたことを伝えると、他の方が落とした赤色のろうそくをいただけました。
ということで、赤色のろうそくに火を灯すことに。
落とされた方の分もしっかりとお願いしておきましょう。
火をつけたろうそくは、本殿前に立てるのですが、そこまで持っていく前に火が消えてしまいます。
途中で、火をつける場所があったので、再び点火しましたが、本殿に行く前に風で消されてしまいました。
仕方ないので、火をつけずに本殿の前にやって来ると、こちらにも点火用のろうそくが立っていたので、それで五色ろうそくに火をつけました。
五色ろうそくを立て終え、順路に従い進みます。
本殿の西側に休憩所が設けられているので、ここで靴を履き、しばし休息。
御手洗川に足をつけて邪気を祓ったので、心身共に清々しく夏を過ごせそうです。
北野天満宮では、8月10日から12日まで、「御本殿石の間通り抜け神事御神宝・御装束の展覧」も行われていました。
初穂料は1,000円で、五色ろうそくと水みくじ付きですから、御手洗川足つけ神事よりもお得でしたね。
この後は、御土居のライトアップを見に行きました。