4月3日に京都市上京区の千本釈迦堂に参拝してきました。
千本釈迦堂には、境内の中央に立派な枝垂れ桜が植えられています。
開花時期は、ソメイヨシノよりも少し早目で、毎年3月末頃に咲き始めます。
2017年の京都は、どこも桜の開花が遅いため、千本釈迦堂でも例年よりも桜の開花が遅れているのではないかと思いながら参道の前にやってきました。
見ごろが近づく阿亀桜
千本釈迦堂の最寄り駅は、京福電車の北野白梅町駅で、東に徒歩約10分です。
市バスだと「千本上立売」や「上七軒」で下車して徒歩約5分ですね。
入り口には「千本釈迦堂」と刻まれた立派な石柱が立っています。
それでは参道を北に歩きましょう。
山門の近くのソメイヨシノは咲き始め。
やはり、千本釈迦堂も桜の開花が遅れていますね。
山門をくぐり境内へ。
中央に見える立派な枝垂れ桜は、阿亀桜(おかめざくら)と呼ばれています。
内助の功で知られるおかめさんにちなんで名づけられたこの枝垂れ桜は、千本釈迦堂の象徴的な存在となっていますね。
阿亀桜を見る前にまずは本堂の釈迦堂にお参りをしましょう。
千本釈迦堂は、大報恩寺が正式の名ですが、釈迦堂が有名なため千本釈迦堂と呼ばれることの方が多いです。
京都市内最古の木造建築物である本堂は国宝に指定されています。
それでは阿亀桜を観賞しましょう。
阿亀桜は、全体的に薄紅色になっていましたが、まだ3分咲き程度。
東側の枝に比較的多くの花が咲いていましたが、西側はまだつぼみだらけです。
東側の枝先の最も華やかな部分。
ここだけを見ると十分に見ごろなのですが、木全体ではまだ見ごろ前です。
木の上の方も花がたくさん咲いていましたよ。
上から少しずつ花が下りてきて、木全体を薄紅色に染めようとしているかに見えます。
境内の東側に祀られているおかめさん。
おかめさんの近くにも、遅咲きの桜が植えられています。
その中には、緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)もありますよ。
桜の他に椿もきれいな花を咲かせていました。
花弁がたくさん付いたピンク色の椿。
花に汚れがなく、とても可憐です。
真っ赤な椿も日差しを浴びて元気に咲いていましたよ。
4月3日の状況から予想すると、阿亀桜は6日頃に見ごろを迎えそうです。
ソメイヨシノの見ごろは、8日頃でしょうか。
なお、千本釈迦堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。