4月下旬に京都市東山区の尊勝院に参拝してきました。
尊勝院は、華頂山の中腹に建つお寺で、境内からは京都市街を眺めることができます。
また、山を背に境内が造られていることから、今の時期は木々の青葉も美しいです。
ツツジと一緒に見る京都市街の景色
尊勝院の最寄り駅は、地下鉄東山駅です。
駅から南東に5分ほど歩き、狭い路地に入ると粟田山荘という旅館が見えます。
その粟田山荘の前の坂道を登って行くと、尊勝院の参道へとつながります。
参道の脇では、赤色のツツジの花が咲いていました。
まるで、参拝者を出迎えてくれているようであります。
境内の入り口まで来ると、今度は鮮やかな黄緑色の青葉をつけたカエデの木がありました。
日差しを浴びたカエデの新緑は、初夏にぴったりの爽やかさがありますね。
境内に入ります。
すると、ツツジの花がきれいに咲いていました。
尊勝院は、参拝者が少ないお寺です。
地元の方以外で、尊勝院を知っている方はとても少ないのではないでしょうか。
私が参拝した日は境内が無人でした。
それでは本堂にお参りです。
尊勝院は、保延2年(1136年)に陽範阿闍梨が鳥羽天皇のため、仏頂尊勝を本尊として徐病、息災、減罪を祈る尊勝法を行い、その功績によって比叡山横川に尊勝坊を賜ったのが始まりです。
現在地に移ってきたのは大正4年(1915年)とのこと。
ちなみに本堂は安土桃山時代に建てられたもののようです。
ツツジの向こう側に広がる京都市街。
尊勝院が山の中腹に建っているおかげで、すがすがしい景色を眺められます。
晴れていたので、より一層爽やかな景色に見えましたよ。
ツツジの花は、まだまだたくさん咲きそうな感じですがどうでしょうか。
薄紅色や赤色の花が咲き誇る境内も見事でしょうね。
本堂の奥から境内を眺めます。
こうやって見ると、境内が空中に浮いているように感じます。
これも、山の中腹に建つ尊勝院ならではの風景ですね。
本堂の奥には、青龍殿が建つ将軍塚大日堂へと続く山道があります。
ここからだと、徒歩約30分で将軍塚まで行けるそうです。
以前は、将軍塚へ向かうバスはありませんでした。
でも、青龍殿が完成したことで地下鉄三条京阪駅と将軍塚との間をバスが運行するようになりました。
青龍殿の舞台から眺める京都市街も見事ですから、ぜひ参拝してください。
そろそろ尊勝院から出ることにしましょう。
最後にもう一度境内全体を眺めることに。
ツツジと新緑と本堂を同時に見る風景は、心が和みますね。
なお、尊勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。