百萬遍知恩寺に満開のふじ桜を見に行った・2026年

3月中旬。

京都市左京区の百萬遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)に参拝しました。

当寺は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられ、百万遍の交差点近くに広々とした境内を持っています。

この時期には、鐘楼堂の近くに植わっているふじ桜と呼ばれる早咲きの桜が見ごろを迎える頃。

それを見るのが、今回の参拝の目的です。

咲き始めの祐天桜

百萬遍知恩寺には、京阪電車の出町柳駅から今出川通を東に約10分歩くと到着します。

百万遍の交差点を渡ると、見るからに大寺院の境内を囲む白い土塀がL字に延びる。

その土塀の南に口を開く総門。

総門

総門

「百萬遍」の扁額が以前よりきれいになっているように思えます。

というか、以前は扁額がなかった気がしますが。

参道の左右に植わった松の葉が、明るい緑色。

境内

境内

3月に入ってから、日射しが明るく感じられ、それに呼応するように樹木の葉も生き生きとしてきたように見えます。

総門をくぐった右手に植わっている祐天桜(ゆうてんざくら)が、枝先にピンク色の小さな花を咲かし始めていました。

祐天桜

祐天桜

説明書によると、祐天桜は、東京都品川区にある清岸寺にある桜で、浄土宗大本山増上寺第36世祐天上人お手植えとのこと。

樹齢約300年が経ち樹勢の衰えが目立つようになり、平成25年(2013年)に住友林業(株)の技術(原木より組織培養)により増殖した桜だそうです。

昭和53年(1978年)に東京都品川区指定の天然記念物に指定されたヤマザクラとエドヒガンが交配した新種。

祐天桜の向こうには、保育園があり、園児たちが楽しそうに遊んでいました。

参道の北に建つ御影堂(みえいどう)の前には、1本の枝垂れ桜。

この桜は、法然上人浄土宗開宗850年記念樹として令和6年(2024年)4月に植えられたもの。

枝垂れ桜

枝垂れ桜

円山公園にある一重白彼岸枝垂桜の孫であり、桜守の第16代佐野藤右衛門さんが実生より丹精込めて育てた桜です。

第16代佐野藤右衛門さんは、昨年、お亡くなりになっていますが、生前は日本全国に多種多様な桜を植樹しています。

京都市内にも桜を多く植樹していますが、当寺でも、その一つを見られるようになったんですね。

開花は3月下旬から4月上旬と思われます。

それでは、堂内からキンキンと法具を打つ音が聞こえてくる御影堂(みえいどう)にお参り。

満開になったふじ桜

さて、お目当てのふじ桜は、御影堂の左前に建つ鐘楼堂近くに植わっています。

鐘楼堂とふじ桜

鐘楼堂とふじ桜

予想通りにふじ桜は見ごろを迎え、ピンク色の花を無数に咲かせていました。

満開のふじ桜

満開のふじ桜

木自体は細長く、どこか頼りない感じですが、花つきはよく、足元からてっぺんまで、満遍なく花が見られます。

ふじ桜と呼ばれているものの、品種はよくわからず。

ふじ桜のアップ

ふじ桜のアップ

花が小さく白色のマメザクラをフジザクラと呼ぶこともありますが、当寺のふじ桜は、花がソメイヨシノくらいの大きさで色もピンク色と、マメザクラとは異なる姿かたち。

似ている桜としては、蜂須賀桜が思い浮かびます。

蜂須賀桜の開花時期も、ちょうど今頃で、花の色や大きさも、ふじ桜と同じような感じです。

ただ、ふじ桜は花を下向きに咲かせていますが、蜂須賀桜はそんな咲きかたをしてなかったように思います。

ふじ桜と思しき桜は、百萬遍知恩寺の西隣に建つお寺でも満開になっていましたが、中に入ることはできず遠目から眺めるだけでした。

品種はわからなくても、桜は桜。

加茂明神鎮守堂の鳥居を背景に写真を1枚。

加茂明神鎮守堂とふじ桜

加茂明神鎮守堂とふじ桜

御影堂の東に行くと、椿が赤色の花をたくさん咲かせ、ふじ桜と同じく見ごろ。

椿

椿

足元には、落ち椿。

つぼみがまだまだいっぱいあったので、4月に入っても楽しめそうでしたよ。

そろそろ境内から出ましょう。

帰りは、西門をくぐって東大路通へ。

その西門近くでは、遅咲きの梅が満開。

梅と西門

梅と西門

白梅のように見えますが、よく見ると赤色の花も混ざっている源平咲きでした。

とは言え、白が優勢で、青空の下、雪に日射しが反射するような眩しさを覚えましたよ。

ふじ桜は、3月15日頃までは見ごろを保っていそうです。

祐天桜の見ごろは、3月15日以降だと思います。

御影堂の周囲には、多くのソメイヨシノが植えられているので、3月末から4月上旬に参拝すると、きれいな桜風景を見られるのではないでしょうか。

この後は、長得寺にオカメ桜を見に行きます。

なお、百萬遍知恩寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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