1月上旬に京都市伏見区の大黒寺に参拝した後、道路を挟んだ東隣に建つ金札宮にも参拝しました。
金札宮とは、新年にお参りしておくと1年間良いことがありそうな縁起が良い名ですね。
もちろん、いつお参りしてもご利益を授かれますが、年の初めに参拝することで大いにご利益が期待できそうに思えます。
クロガネモチの巨木
金札宮には、京阪電車の丹波橋駅、または近鉄丹波橋駅から南西に約7分歩くと到着します。
西向きに開く神門の右前には、金札宮と刻まれた背の高い石柱。

神門
境内の後ろには、大きなマンションが見え、まだ古い町並みが残る周辺地域と不釣り合いな印象を与えています。
神門をくぐり、右手の授与所をちらりと見ながら、正面に植わる背の高いクロガネモチの前へ。

クロガネモチ
金札宮のクロガネモチは京都市指定天然記念物に指定されており、宝暦4年(1754年)に出版された『山城名跡巡行志・第五』の金札宮の項に記されている神木ではないかと考えられています。
抱きついても後ろに全然手が回りそうにないほど太い幹。
これだけの巨木ですから、江戸時代から植わっていても不思議ではありません。
ちなみにこのクロガネモチは雌木で、冬に赤い実をつけるのですが、この日は見当たりませんでした。
午年の瓦とゑびすさま
クロガネモチの後ろに拝殿があり、その奥に本殿が建っているので、お参りをしましょう。

拝殿から見た本殿
祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)、天照大御神、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)の三柱。
この神々は、伏見の里より耕業を盛んにして五穀豊穣と平和な帝都を守護するために鎮座されたとのこと。
何かと騒がしい情勢となっているので、世界平和を祈願しておきましょう。
拝殿の南側には、午年の瓦が奉納されていました。

午年の瓦
金色の馬の上に同じく金色の大黒さまが乗り、福を招いてくれそうな笑顔で参拝者を出迎えてくれています。
毎年、干支の瓦が奉納されているようで、年月が経つにしたがって金色が薄くなっていました。
さすがに純金ではないようです。
本殿の南側には、ゑびすさま。

ゑびすさま
こちらも、右手に笹を持ち、左手に鯛を抱え、福々しい笑顔を見せています。
笹の先には、金色の小判と俵が吊るされ、拝むだけでも金運が上がりそう。

小判と俵
ゑびすさまの近くでは、ピンク色の花を咲かせた椿。

椿
数は少なめですが、冬場に花を見られるのは貴重です。
公岡稲荷大明神にもお参りをして、商売繁盛を祈願。

公岡稲荷大明神
境内の南側には末社が4つ並び、その中に恵比須社も見られます。

恵比須社と金刀比羅社
この恵比須社とともに金札宮は、開運の宮や幸運を呼ぶ宮ともいわれ、地域の人々から信仰を集めているとのことですから、こちらにもお参りをし開運のご利益を授かっておきましたよ。
神門の近くの手水鉢に流れているのは白菊井。

白菊井
祭神の天太玉命は、白菊大明神とも呼ばれ、手に持った白菊を打ち振るうと清水が湧き出し村人たちを喜ばせたと伝わっています。
白菊に潤えば、たちどころに福運が来て家運は隆盛し、子孫繁栄、火の禍から逃れられると信仰されているのだとか。
寒さで白菊井で手を清めず金札宮を出たのが心残りですが、本殿と末社にお参りをしたので、白菊大明神とゑびすさまが福運を運んできてくれるのを期待しましょう。
1月上旬の金札宮は、ちらほらとお参りに来る方はいましたが、境内は静かで落ち着いてお参りできました。
観光で訪れる人が少ない地域なので、周辺も騒がしくなく、心を乱されることもありませんでしたよ。
なお、金札宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。