善法律寺にライトアップされた紅葉を見に行った・2025年

11月29日。

京都府八幡市の善法律寺(ぜんぽうりつじ)に紅葉のライトアップを見に行きました。

八幡市の紅葉寺として名高い当寺は、境内はそれほど広くないものの、多くのカエデが植わっており、晩秋になると真っ赤に色づきます。

境内に入るのに拝観料の類は必要なく、ライトアップが行われていても無料なのがありがたいですね。

庭園の紅葉

善法律寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約15分歩くと到着します。

時刻は午後6時前。

ライトアップは5時30分から始まっているので、すでに境内には人の気配が感じられます。

普段、参拝者が少ないお寺ですが、ライトアップの時は賑やかですね。

入り口の山門近くに植わっているカエデが、ちょうど紅葉の見ごろを迎え、暖色系の灯りに照らされオレンジ色に輝いていました。

入り口の紅葉

入り口の紅葉

照明がオレンジ色だったので、モミジの色がより鮮やかに見えます。

少々色付きが悪かったり、散っていたりしても、照明がなんとかしてくれるもので、すべての紅葉が見ごろに感じられます。

山門をくぐって、左手の庭園へ。

庭園は数年前に造営が始まりました。

足元の左右に等間隔で置かれた30cmほどの高さの行灯(あんどん)からは、白色の光が放たれていますが灯りは弱め。

等間隔に並ぶ行灯

等間隔に並ぶ行灯

それが、人が多い空間に視覚的に静寂を与えています。

庭園のカエデは、以前より高く育ち、紅葉にも見ごたえが出てきました。

以前は、人の背より低かったのですが、今は2メートルを超える高さとなり、枝ぶりも堂々とした印象。

庭園の紅葉

庭園の紅葉

日当たりが悪いためか、まだ青葉も見られましたが、全体的に紅葉が見ごろです。

あと数年したら、もっと見ごたえのある紅葉を見せてくれることでしょう。

下から突き上げられるように照らされたモミジ。

ライトが当たった紅葉

ライトが当たった紅葉

枝先は申し分のない赤色。

幹に近い部分は緑色の葉も残っていますが、全体的に見ごろでしたよ。

本堂付近と駐車場の紅葉

庭園から出ます。

石畳の参道を西に向かってゆっくり歩きます。

見上げれば紅葉の屋根。

参道の紅葉

参道の紅葉

赤色や黄色のモミジが混ざり合い、照明の演出もあって、金色に近い色合い。

ライトアップされたモミジじゃないと、このようには見えません。

参道わきの紅葉もオレンジ色の輝き。

参道わきの紅葉

参道わきの紅葉

池の周囲にも照明が配置されていましたが、水面にはあまり紅葉が映り込んでいませんでした。

池周囲の紅葉

池周囲の紅葉

本堂前の紅葉は、まだ赤さが足りない感じでしたが、ライトアップされているときれいに色づいているように見えますね。

紅葉と本堂

紅葉と本堂

それでは、本堂にお参りをしましょう。

善法律寺では、11月29日と30日に建物内の特別拝観も行われていました。

拝観料は500円。

また、もみじ茶席も用意されており、午後12時から4時までの間、池のほとりの建物内に入って抹茶をいただけるようにもなっていました。

茶席券は600円。

境内の南側の駐車場へ。

善法律寺の紅葉は、駐車場が最も美しいですね。

カエデの数も多く、日当たりも良いので、赤く色づきやすいです。

池のほとりに置かれた五輪塔付近の紅葉が見ごろ。

五輪塔と紅葉

五輪塔と紅葉

駐車場全体を見渡しても、紅葉が見ごろ。

駐車場の紅葉

駐車場の紅葉

その美しさから、大勢の人が写真撮影をし、歓談に花が咲いていましたよ。

これまで、善法律寺のライトアップは、11月23日頃の土日に行われていましたが、紅葉が見ごろ前で物足りない状況でした。

でも、今年は11月末だったこともあり、境内全体が紅葉の見ごろ。

そのためか、昨年までよりも、参拝者の数が多かったです。

駐車場には緋毛氈が敷かれた床几台もあり、腰かけながら紅葉を観賞できるようになっていました。

床几台と紅葉

床几台と紅葉

でも誰も座っていない。

皆さん、遠慮しているのでしょうか。

床几台からは紅葉が見やすく、照明の当たり方も良くて格別でしたよ。

善法律寺では、11月29日に紅葉が見ごろとなっていました。

散っている木もありましたが、12月7日までは紅葉を楽しめそうでしたよ。

なお、善法律寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。