初秋の養源院にサルスベリを見に行った・2025年

9月上旬に方広寺にひょうたんを見に行った後、南東に約7分歩き、養源院に参拝しました。

養源院は、血天井で有名で、歴史好きの人に人気の高いお寺です。

晩秋には参道のカエデが真っ赤に色好き、その時期には多くの旅行者や観光客の方が訪れますが、まだ残暑が厳しい9月は人が少なめです。

花数が減ってきたサルスベリ

養源院には、京阪電車の七条駅から東に約7分歩くと到着します。

市バスだと「博物館三十三間堂前」から南に徒歩約3分です。

大和大路通を南に向かって歩いていると、車道の中央に植えられた10本程度のサルスベリが、白色、ピンク色、赤色の花を咲かせていました。

大和大路通のサルスベリ

大和大路通のサルスベリ

京都市内でも、京都国立博物館の南側の大和大路通はきれいなサルスベリが見られる場所です。

夏の晴れた日に色とりどりの花をたくさん咲かせた姿を見たくなりますが、いかんせん真夏は38度くらいまで気温が上がるので、日陰が少ない大和大路通を歩く気が失せます。

この日は、曇り空で気温がやや低く、時折、心地良い風が吹いていたので、サルスベリを右に見ながら、のんびりと歩けました。

それでも、気温は30度を超えていましたけどね。

この時期は、養源院でもサルスベリが咲いています。

今回の参拝は、そのサルスベリを見ることが目的であります。

養源院の山門をくぐり参道へ。

参道

参道

参道の両脇のカエデは、真夏の姿を保ち、深い緑色でした。

まずは、山門をくぐった右手にある弁財天のお堂にお参り。

弁財天

弁財天

巳年の今年は、ヘビと関係がある弁財天にお参りをしておけば、金運や財運が上がりそうです。

一部のカエデの葉が赤くなっていました。

部分的に赤くなったカエデ

部分的に赤くなったカエデ

気温が高く、まだまだ夏だなと思っていても、植物は少しずつ秋に向けて姿を変えていますね。

9月に赤くなっているカエデがあると、今年の紅葉は早いのではないかと考えがちですが、まだ今の時点では紅葉が早まるかどうかを予想するのは困難です。

参道を東に進むと、玄関から多くの修学旅行生が出てきました。

最近は海外からお越しの方が多くなっており、修学旅行に京都を選ぶ学校が減っているのではないかと思いましたが、そんなことはないのかもしれません。

玄関の南側にやって来ました。

養源院のサルスベリは玄関の周囲に数本植えられています。

サルスベリは、赤色の花を咲かせていましたが、全盛期のこんもりとした山型ではなく、ピンポン玉くらいまで小さくなっていました。

玄関南側のサルスベリ

玄関南側のサルスベリ

7月から9月にかけて花を咲かせるサルスベリですが、8月が終わると少しずつ熔けていくように花のボリュームが失われていきます。

屋根瓦とサルスベリ

屋根瓦とサルスベリ

玄関の斜め前に鳥居が立っています。

今まで何度お養源院を訪れていますが、この鳥居をじっくりと見たことはなかったですね。

扁額には白鷹龍神、赤桃明神、白玉明神と記されています。

白鷹龍神、赤桃明神、白玉明神

白鷹龍神、赤桃明神、白玉明神

そして、鳥居の後ろには、幹が2本に分かれたヤマモモが植わっていました。

ヤマモモ

ヤマモモ

近くの説明書によると、このヤマモモは、豊臣秀吉が伏見城内に手植えしたものを後年に当地に移植したと伝えられているそうです。

「双幹で、枝葉を四方に伸ばした雄大な姿は圧巻で、半球形に整った樹形が長い歴史を物語っています」とも記されており、少し離れた場所から眺めてみたかったのですが、立ち入りできそうにないところに行かないと全体を見られそうになかったので諦めることに。

玄関と一緒に見るサルスベリ。

玄関とサルスベリ

玄関とサルスベリ

このサルスベリは、そろそろ見ごろを終えそうです。

玄関の屋根の上のサルスベリも、花数が少なくなっており、見ごろが終盤に入っていましたよ。

玄関の屋根とサルスベリ

玄関の屋根とサルスベリ

サルスベリを見終えたので養源院から出ましょう。

南隣の法住寺にも参拝しようと思ったのですが、この日は門が閉ざされていました。

法住寺も養源院も、最近は参拝できない日が増えていますね。

なお、養源院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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