4月上旬に京都市東山区の豊国廟(ほうこくびょう)を訪れました。
豊国廟は、豊臣秀吉の廟所で、境内には多くの桜が植わっています。
毎年4月になると、ソメイヨシノが満開になり美しい桜風景を見せてくれます。
満開のソメイヨシノ
豊国廟には、京阪電車の七条駅から北東に15分から20分歩くと到着します。
市バス停「東山七条」からだと、東に徒歩約7分です。
女坂を上り、京都女子大学の前を通り過ぎて、豊国廟にやって来ました。
鳥居をくぐり参道に入ります。
参道わきのソメイヨシノは、満開見ごろ。

参道の桜
ほとんど人がおらず貸切に近い状態であります。
どのソメイヨシノもきれいな花を咲かせていますね。

満開の桜
上の写真の奥に見えるのは、豊臣秀頼の子の国松のお墓です。
豊臣秀吉のお墓へと続く石段下の桜も美しいですね。

石段下の桜
阿弥陀ヶ峰から眺める清水寺
石段を上って阿弥陀ヶ峰の山頂にある豊臣秀吉のお墓に向かいます。
受付で100円を寄付するようになっていますが、私が豊国廟を訪れた時は受付に人がいなかったので、石段下の志納箱に100円を納めました。
豊臣秀吉のお墓へと向かう石段は489段あります。
一息に登ってやろうと思いましたが、さすがに途中で息が上がり、休み休み登ることに。
そして、阿弥陀ヶ峰の頂上に到着。
正面には、豊臣秀吉の五輪塔があり、その周囲に植わっているソメイヨシノが満開でした。

五輪塔と桜
花見好きだった秀吉ですから、桜に囲まれて満足でしょうね。
阿弥陀ヶ峰の山頂にやってきたのは、秀吉の五輪塔を拝むだけではありません。
五輪塔の北側からは、清水寺を一望でき、満開の桜を見下ろせるだろうと思い、きつい石段を上ってきたわけであります。
この日は、晴天だったこともあり、清水寺の境内がはっきりと見渡せました。

見下ろす清水寺
三重塔の下の池周囲の桜が満開ですね。

清水寺の池周囲の桜
上の写真の右の方には、十一重石塔も写っていますよ。
右の方に目をやると、正面に清水の舞台が見え、そのさらに右側にたくさん植えられた桜が満開になっているのも見えます。

清水の舞台と桜
見事な眺めですね。
正直に言えば、もっと桜がたくさん植わっていると思ったのですが、意外と少なめでした。
数年前に清水の舞台の工事が行われた時にその下の桜が伐採されたことで桜の数が少なくなっています。
豊国廟からの清水寺の眺めは、秋の紅葉時期の方がきれいですね。
清水寺から、左奥に目を移すと法観寺の八坂の塔も見えますよ。

八坂の塔
他に京都御苑や糺(ただす)の森も見えますし、遠くの山々も望めます。
阿弥陀ヶ峰の山頂まで行くのは大変ですが、ここまで登ってきたときのご褒美は格別であります。
石段を下ります。
石段下の拝殿付近に植えられている桜と春の空がきれいに感じました。

拝殿と桜
鳥居から見下ろす女坂の満開の桜も美しいですね。

女坂の桜
ここからは、京都タワーや東本願寺も見えますよ。
4月上旬の豊国廟は、桜が満開でしたが、人はほとんどおらず静かにお花見できました。
豊国廟の桜は、4月11日までは見ごろを保っていそうです。
なお、豊国廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。