冬の終わりに参拝した神應寺・2025年

2月下旬に京都府八幡市の八幡まちかどひなまつりを見に行った際、神應寺(じんのうじ)にも参拝しました。

神應寺は、男山の中腹に境内を持つお寺です。

創建は平安時代前期ということですから、1000年以上の歴史を持っています。

見晴らしが良い境内

神應寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約5分歩くと到着します。

石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の一の鳥居から西に歩いていくとわかりやすいですね。

神應寺の山門前にやって来ました。

山門

山門

山門をくぐると、石段が現れます。

石段

石段

この石段を上るのが、なかなかしんどいですね。

冬ということもあり、参道わきに植わっている木々は枝だけとなっているものが目立ち、見晴らしが良くなっていました。

石段を上り切った先に諸堂が並んでいます。

中央に建つのは本堂。

本堂

本堂

それでは、本堂にお参りをしましょう。

神應寺は、貞観2年(860年)に行教が、応神天皇の位牌所として創建したと伝えられており、寺号は、応神を反対から読んだものといわれています。

また、豊臣家や徳川家からの援助を受けたことから、両家とゆかりの品が寺宝として伝わっています。

秋に一般公開される時、それらを拝観できますよ。

本堂から眺める境内。

境内

境内

見晴らしが良く、男山の峰も正面に見えますね。

杉山谷不動堂

神應寺から男山を少し上ると、ケーブルカーの線路を見下ろすことができます。

ケーブルカーの線路

ケーブルカーの線路

タイミングが良ければ、下りのケーブルカーと上りのケーブルカーを見られますよ。

神應寺から、西に向かって、男山の奥に歩いていきます。

すると、神應寺の奥の院である杉山谷不動堂が現れます。

杉山谷不動堂

杉山谷不動堂

杉山谷不動堂の本堂にもお参りをしましょう。

本堂

本堂

かつて、この地域に諸人に害を加える怪異が起こっていましたが、たまたま弘法大師空海が立ち寄り、法力により妖怪を封じたそうです。

そして、お告げにより、大和国より厄除け不動尊をこの地に祭祀し、また、一刀三礼の十一面観世音菩薩の霊像と大師像を自刻して安置し、諸人の害を除いたとされています。

これが、杉山谷不動尊のいわれだそうです。

本堂の隣には、観音堂も建っており、中には十一面観世音菩薩が祀られていますよ。

観音堂

観音堂

観音堂にもお参りをしておきましょう。

境内には、中央にお地蔵さま、左に源美大師と刻まれた大きな石、右に豊吉大明神と刻まれた小さめの石が祀られています。

源美大師(左)と豊吉大明神(右)

源美大師(左)と豊吉大明神(右)

源美大師がどのような人なのかは存じません。

豊吉大明神はお稲荷さんのようです。

こちらは、ひきめの滝です。

ひきめの滝

ひきめの滝

ひきめの滝で、滝行をする人もいるようです。

滝の周囲には、不動明王の像が祀られていますよ。

さすがに冬に滝行をする人は少なそうですね。

2月下旬の神應寺は、まだ冬が続いていましたが、境内は明るく感じられました。

そろそろ、冬が終わりに近づいていますね。

なお、神應寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。