東寺の春夏秋冬

京都市南区に建つ東寺は、五重塔が人気のお寺です。

西から電車で京都を訪れる際、車窓から東寺の五重塔が見えると京都に来たことを実感する人も多いことでしょう。

東寺は、五重塔だけを見るのも良いですが、四季折々の風景とともに眺めると美しさが倍増します。

春の東寺

春の東寺は、境内全体でたくさんの桜が花を咲かせます。

拝観エリアの入り口近くに植えられている不二桜と呼ばれる枝垂れ桜は、背が高く、枝先まで花をつけた姿がとてもきれいです。

この不二桜越しに眺める五重塔は、春の東寺の定番の風景で、多くのガイドブックで紹介されていますね。

春の東寺

春の東寺

不二桜以外にも、桜はいたるところに植えられているので、様々な角度から桜と五重塔を眺められます。

桜の時期は、人が多めですが、境内が広々としているので、それほど混雑しないのも良いところです。

京都駅からも近く、春に五重塔と一緒に桜を見たいなら、まず東寺に参拝したいですね。

5月に咲くサツキと一緒に見る五重塔もきれいですよ。

夏の東寺

夏の東寺は、境内全体が緑色になります。

7月になると、堀もハスの葉で埋め尽くされますが、ピンク色の大きな花もたくさん咲き始めます。

夏の東寺

夏の東寺

夏は、ハス越しに五重塔を眺めたいですね。

ハスの花は、午後になると閉じてしまうので、午前中に参拝することをおすすめします。

暑い京都の夏ですが、朝の早い時間帯なら我慢できる暑さです。

この時期の東寺は、旅行者や観光客がほとんどおらず、落ち着いてお参りできるのが良いですね。

秋の東寺

秋の京都は紅葉が美しく、東寺でもきれいな紅葉を見られます。

瓢箪池の周囲にカエデが植えられており、11月下旬になると真っ赤なモミジと一緒に五重塔を見ることができます。

秋の東寺

秋の東寺

この時期の五重塔の撮影は、午後がおすすめです。

五重塔は境内の南東角に建っており、太陽の位置が低くなる秋は、午前中は逆光になってきれいな写真を撮るのが難しいです。

午後になると、太陽が少し西に傾いているので、北西から南東に向かってカメラを構えれば逆光になることはありません。

瓢箪池に映る紅葉と五重塔も見事ですよ。

冬の東寺

冬の東寺は、さすがに殺風景になります。

木々から葉が落ち、五重塔全体を見やすくなるので、建物全体を様々な角度から眺めたい方は、冬に東寺を訪れると良いでしょう。

冬の東寺

冬の東寺

2月になれば、境内で梅が咲くので、写真に彩を添えたい方は梅が開花してから訪れたいですね。

ただ、梅は五重塔と一緒に撮影しにくい場所に植わっているので、桜の時期ほどは華やかな五重塔を写すのは難しいです。

3月に入ると、河津桜が開花し境内が華やかになって来ます。

東寺は1月から3月上旬までは人が少ないので、落ち着いて参拝できますよ。

以上、東寺の春夏秋冬でした。

なお、東寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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