9月19日に京都市左京区の本妙寺に参拝した後、北東に約5分歩き、平安神宮を訪れました。
この日は、平安神宮の南神苑に平安の苑が開設された記念日であり、参拝者は無料で神苑に入ることができます。
神苑の無料公開は、6月のハナショウブが見ごろを迎える時期と合わせて年2回行われており、毎回、多くの人が神苑の風景を楽しもうと平安神宮に参拝します。
秋の花が咲く南神苑
平安神宮には、地下鉄の東山駅から北東に約10分歩くと到着します。
まだ夏の名残をとどめる空の下、平安神宮の大鳥居が雄大に立っています。
自動車と比較すると、その巨大さがよくわかりますね。
応天門の前は、意外と人が少なめ。
境内も、それほど人が多くありません。
それでは、大極殿に上がり、本殿にお参りをしましょう。
本殿にお参りを済ませた後は、大極殿の西にある神苑の入り口に向かいます。
神苑は、平安神宮の社殿を取り巻くように設けられており、南西の南神苑から時計回りに西神苑、中神苑、東神苑と進んでいきます。
南神苑の入り口付近には、多くの八重紅枝垂れ桜が植えられています。
桜の葉は、まだ緑色がきれいで、この日の空と同じように夏の姿を保っていました。
南神苑には、秋の花が多く植えられています。
その代表と言えるのが、萩で、小さな赤色の花が無数に咲いていました。
平安神宮の萩は、6月頃から咲き始めますから、一般的な萩よりも長い期間楽しむことができます。
こちらは、オミナエシです。
シオンも、薄紫色の花を咲かせていました。
他にススキも穂を伸ばし、南神苑は秋らしい景色になっていましたが、まだ京都の最高気温は30度を超えており、真夏日が続いています。
9月の南神苑は、萩の赤色の花が目立ちます。
こちらの萩は、こぼれそうなほど、たくさんの花を枝に付けていますね。
小さな萩の花も、これくらい咲いていると見ごたえがあります。
遣水(やりみず)のほとりで咲く萩は涼し気。
遣水の近くには、アオサギもいました。
獲物を狙っているようで、ゆっくりと慎重に体を動かしていましたよ。
平安神宮の南神苑は、萩が見ごろを迎えていました。
10月上旬までは、きれいに咲いていそうです。
他にフジバカマも、南神苑では見られるのですが、この日はまだ開花していませんでした。
南神苑の次は、西神苑に向かいます。