8月末に京都市中京区の行願寺に参拝した後、寺町通を北に1分ほど歩き下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)にも参拝しました。
下御霊神社の境内にはサルスベリが植えられています。
サルスベリは赤色の花を咲かせるものをよく見ますが、下御霊神社には赤色の他に白色の花を咲かせるサルスベリもあり、毎年8月から9月にかけて楽しめます。
紅白のサルスベリ
下御霊神社には、京阪電車の神宮丸太町駅から西に約8分歩くと到着します。
地下鉄丸太町駅からだと、東に徒歩約10分です。
寺町通に面する下御霊神社の鳥居。
鳥居の後ろには正門が建っています。
正門の屋根の下には、龍などの彫り物があるので、見上げながら正門をくぐりたいですね。
正門をくぐると正面に拝殿が建っています。
その拝殿の前に斜めにサルスベリが植わっています。
見上げるサルスベリ。
白色の花が咲いているのですが、曇り空だったことから、写真だと花がよくわかりませんね。
角度を変えて、正門を後ろにしてサルスベリを見上げると、白色の花がたくさん咲いているのがわかります。
晴れていれば、白色の花がもっときれいに見えるんですけどね。
本殿の近くのカエデは緑一色で、まだまだ夏の姿を保ったままでした。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
下御霊神社は、貞観5年(863年)に神泉苑で行われた御霊会(ごりょうえ)で祀られた非業の死を遂げた六座に二座を加えた八所御霊を出雲路に祀ったのが始まりです。
この時行われた御霊会は、現在の祇園祭につながっていますね。
当時は、怨霊が天変地異をもたらすと考えられており、その怨霊を祀って御霊にすると災害が鎮まると信じられていました。
現在地に移転してきたのは、天正18年(1590年)のことです。
赤色のサルスベリは、拝殿の北側に植えられています。
赤色の花は、曇っていても、はっきりと見えますね。
花数は、少なくなってきているようですが、まだ見ごろを保っています。
先ほど見た白色のサルスベリを灯籠を背景に観賞。
まるでかき氷のような姿をしていますね。
まだまだ残暑厳しい京都ですが、白色の花を見ると少しは涼しく感じられます。
最後にもう一度、赤色のサルスベリを眺めて境内から出ましょう。
下御霊神社のサルスベリは、8月末に見ごろを保っていました。
この様子だと、9月10日くらいまでは紅白の花を見られそうですね。
この後は、京都御苑にサルスベリを見に行きます。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。