7月31日に京都市左京区の南禅寺にハスを見に行った後、近くの最勝院に参拝しました。
最勝院は、南禅寺の水路閣をくぐったすぐの場所にあるのですが、訪れる人はあまりいません。
春や秋の観光シーズンになると、南禅寺はたくさんの人が訪れますが、最勝院に気づかない人が多いようです。
夏は、京都に観光で訪れる人が少なくなるので、最勝院は特に静かですね。
緑いっぱいの境内で控えめに咲くキキョウ
最勝院には、地下鉄の蹴上駅から北東に約10分歩くと到着します。
南禅寺の水路閣をくぐり、山に向かって少し歩くと、最勝院の入り口に到着します。
入り口には、カエデが植えられており、黄緑色の葉がきれいでした。
この辺りは、日差しが入って来にくいためか、カエデの葉が焼けたようなオレンジ色になっていません。
地面のコケも、しっとりとした緑色です。
参道も緑に包まれています。
写真で見ると、涼し気な緑色ですが、実際は非常に暑かったです。
それでも、木陰のおかげで、幾分暑さがましでした。
山門をくぐって境内に入ります。
松などの木々の緑色が、まさに夏といった感じであります。
正面に建つお堂は、本堂です。
足元には、背が低い松もありますよ。
背が低い松の向かい側では、青色のキキョウの花が咲いていました。
最勝院では、今の時期にキキョウが咲きます。
植えられているキキョウは少ないですが、緑いっぱいの境内に青色の花が咲いていると目立ちます。
キキョウの近くでは、タヌキの夫妻も仲良く座っています。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
最勝院は、天台密教の深奥を極めた駒道智大僧正を祀っています。
鎌倉時代末期に亀山天皇が、近くに離宮を建てた際、土地の鎮守として僧正を祀り、さらに離宮が南禅寺となった後も、僧正を護法神として祀りました。
勝運の神さまとしても、崇められていますよ。
境内には、まだアジサイが残っていました。
日が当たらないと、アジサイは長持ちするようですね。
見上げる木々の葉と夏空。
ここからの眺めは、爽やかであります。
本堂の前に植えられている縁結びの松。
松とサルスベリが一体となった不思議な松で、足元ではカエデもくっついています。
そろそろ縁結びの松から赤色のサルスベリの花が咲いているかなと思ったのですが、まだ開花前でした。
8月中旬以降に参拝すれば、サルスベリの花を見られると思います。
そろそろ最勝院から出ましょう。
最勝院から山に入っていくと、奥の院の駒ヶ滝がありますが、今回はそこまでは行きませんでした。
この後は、平安神宮に七夕風鈴まつりを見に行きます。
なお、最勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。