7月17日に京都市東山区の恵美須神社に参拝した後、南に少し歩き禅居庵にも参拝しました。
今の時期の禅居庵では、コケとともにキキョウを見ることができます。
暑い時期に見るコケとキキョウは、涼しい気分にさせてくれますね。
夕方の境内
禅居庵には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約5分歩くと到着します。
西側の入り口にやって来ました。
「開運摩利支尊天」と刻まれた立派な石柱が参拝者を出迎えてくれます。
禅居庵には、イノシシがたくさんいます。
こちらは、参拝者が奉納した亥みくじです。
かわいらしいミニイノシシがいっぱい。
夕日に照らされ、その体の橙色がより濃く見えましたよ。
境内の真ん中に堂々と建っているのは、摩利支天堂です。
中には摩利支天が祀られているのでお参りをしましょう。
禅居庵の摩利支天は、開山の大鑑清拙正澄(だいかんせいせつしょうちょう)が彫ったと伝えられており、秘仏とされています。
摩利支天は陽炎の光が神格化したものと信仰されています。
実体がない陽炎は、捕らえられて害されることがないことから、摩利支天は多くの武将の崇敬を集めました。
また、摩利支天は、猪車に乗っていることから、摩利支天を祀るお寺では、イノシシも多く見られます。
摩利支天堂の前では、ムクゲが咲いていましたが、花がしわしわでした。
これから、本格的な夏の到来とともにムクゲの花も多く見られるようになりますね。
手水鉢にもイノシシがいます。
手水鉢に近づくと自動的にイノシシの口から水が出てきますよ。
苔とキキョウ
手水鉢から、細いゆずりあいの道を歩き、境内の東側にやって来ました。
こちらには、石畳の脇にコケが生えています。
しっとりとしたコケには、清涼感がありますね。
コケの上では、青色のキキョウの花も咲いていました。
禅居庵は、参拝する人が少ないので、静かにキキョウを愛でることができます。
キキョウは秋の七草に数えられていますが、京都では、梅雨から夏にかけて花が咲くことが多いです。
だから、京都に住んでいると、キキョウが咲いているのを見て夏だなと感じますね。
白色のキキョウの花も少しばかり咲いていました。
白い花の方が、涼しげに見えますね。
帰りは、東側の山門から出ました。
禅居庵のキキョウは、8月末までは見られると思います。
夏に東山を散策する際は、ぜひ、禅居庵にも参拝してキキョウをご覧になってください。
この後は、建仁寺にハスを見に行きます。
なお、禅居庵の詳細については以下のページを参考にしてみてください。