3月上旬に京都市左京区の長徳寺にオカメ桜を見に行った後、北に約7分歩き下鴨神社に参拝しました。
下鴨神社は、自然林の糺(ただす)の森に鎮座する歴史ある神社で、世界遺産にも登録されています。
この時期の下鴨神社では、光琳の梅と呼ばれる紅梅が見ごろを迎えます。
祈祷殿が再建中
下鴨神社には、京阪電車の出町柳駅から北東に約5分歩くと到着します。
糺の森の中にある参道を北に向かって歩きます。
まだ枝だけの木が目立ち、冬の雰囲気が残っていますね。
4月に入るまでは、このような景色が続きます。
参道では、植木市が出ており、枝垂れ梅など、様々な植木が並んでいましたよ。
楼門の近くでは、祈祷殿が再建中でした。
祈禱殿は、第34式年遷宮事業として崇敬者の特別祈祷を奉仕するために再建しているとのこと。
令和6年(2024年)春に竣工予定です。
見ごろが過ぎようとしている光琳の梅
楼門をくぐると正面に舞殿が建っています。
その後ろにある中門をくぐると本殿がありますが、ここから先は撮影禁止です。
まずは、本殿の近くにある干支の守り神にお参りをしましょう。
そして、本殿に進み、こちらにもお参りをします。
東本殿には、安産や子育ての神さまの玉依姫命(たまよりひめのみこと)、西本殿には厄除や開運の神さまの賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が祀られていますよ。
本殿にお参りを済ませた後は、境内の北東にある御手洗池(みたらしいけ)へ。
光琳の梅は、御手洗池のほとりに植えられています。
赤色の花をきれいに咲かせていますね。
でも、花数はかなり減っており、そろそろ見ごろを終えようとしていました。
尾形光琳が紅白梅図屏風を描いた際、そのモデルとしたのが、下鴨神社の梅と伝わっています。
そのため、御手洗池に架かる輪橋(そりばし)の近くに植えられている梅は、光琳の梅と呼ばれているんですね。
楼門を背景に見る光琳の梅。
中門から少し西に歩くと、擬雪(ぎせつ)と呼ばれる椿が植えられています。
擬雪は、その名のとおり雪のような真っ白な花を咲かせる椿です。
この日は、まだ開花していませんでしたが、つぼみがたくさん見られたので、そろそろ咲き始めそうです。
椿と言えば、糺の森にも、たくさん植えられており、赤色の花を咲かせていました。
椿は、下鴨神社の七不思議の一つに数えられているので、3月頃に参拝した際には見ておきたいですね。
糺の森の西側では、史跡整備工事が行われています。
期間は、2023年3月20日までの予定なので、そろそろ完成が近いです。
工事が終わったら、この辺りも散策したいですね。
下鴨神社の光琳の梅は、3月上旬で見ごろを終えようとしていました。
3月15日頃には、光琳の梅はほとんどの花を散らしたのではないでしょうか。
この後は、相国寺に白梅と椿を見に行きます。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。