初秋に参拝した真宗院・2022年

9月中旬。

京都市伏見区の瑞光寺に参拝した後、南に5分ほど歩き、真宗院にやって来ました。

真宗院には、これまでに何度か参拝していますが、訪れた回数は少ないですね。

せっかく近くまで来たので、久々に真宗院にもお参りしていくことに。

穏やかな境内

真宗院には、京阪電車の藤森駅から北東に約8分歩くと到着します。

真宗院の入り口には、「総本山 眞宗院」と刻まれた石柱が立っています。

山門

山門

そして、その後ろには山門。

山門はいつも閉ざされていますが、脇の門は開いているので、そこから中に入れます。

山門の先には、東に向かって延びる参道があり、左右には木が植えられ周囲が見えにくくなっています。

参道

参道

参道を奥まで進むと、今度は、南向きに山門が建っています。

2つ目の山門

2つ目の山門

山門をくぐると、たくさんのカエデが植えられています。

カエデ

カエデ

11月になれば、紅葉が見られますよ。

私も、以前に真宗院に紅葉を見に来たことがありますが、その時は、時期が悪かったのか、やや色づきが悪かったですね。

カエデに包まれた参道を北に歩くと、正面に本堂、左手に方丈が建っています。

本堂

本堂

参道わきには、小さな仏さまもいらっしゃいますよ。

小さな仏像

小さな仏像

それでは、本堂にお参りをしましょう。

お寺の説明書によると、真宗院は、宝治年間(1247-1249年)に円空上人が、後深草天皇の帰依を受けて、現在地より少し西南に創建したお寺で、真宗院(浄土の真宗)の寺号を賜ったのが始まりとのこと。

その名から浄土真宗のお寺のように思われますが、宗派は浄土宗西山深草派です。

円空上人がこの地を選んだのは、遠くに見える西山の夕日が、日想観に至高の場だったからで、ここを根本道場としました。

後に円空上人は、誓願寺の住持となって宗義を弘めています。

円空上人に帰依した後深草天皇は、北朝の持明院統の祖であり、真宗院の法華堂に遺骨を安置、それが深草十二帝陵の最初と伝えられています。

境内の東側には、白砂が盛られた一帯があり、そこから背の低い松が生えています。

白砂

白砂

奥に見える山が、とても穏やかに見え、心が和んできますね。

境内の東側には、たくさんの石仏が祀られています。

石仏群

石仏群

こちらは東方薬師如来。

東方薬師如来

東方薬師如来

人の背よりも、かなり高く、西を向いていらっしゃいます。

西山に沈む夕日を拝んでいらっしゃるのでしょうか。

真宗院の境内は、少し高い場所にあるので、鎌倉時代には、西山までよく見えたことでしょう。

秋は、特に沈む夕日がしみじみと感じられたのではないでしょうか。

境内には、初秋らしくシオンの花も咲いていましたよ。

シオン

シオン

本堂にお参りを済ましたので、そろそろ真宗院から出ることに。

この辺りは、観光で訪れる人が少ないので、真宗院の境内は、どこかのんびりと感じられました。

この後は、嘉祥寺に参拝します。

なお、真宗院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊