晩夏に参拝した平等寺・2022年

8月下旬に京都市下京区の仏光寺にサルスベリを見に行った後、南西に少し歩き平等寺に参拝しました。

平等寺は、四条烏丸にぽつんと建つ真言宗のお寺です。

通称は、因幡薬師で、因幡国から飛来した薬師如来を本尊として祀っています。

普段は、地元の方がお参りに来る程度しか人がおらず、境内は、どこか昔懐かしい雰囲気を感じさせます。

男女の御神木

平等寺には、地下鉄の四条駅、または阪急電車の烏丸駅から南に約5分歩くと到着します。

人が少ない道路のわきには、因幡薬師と刻まれた石柱が立っており、その北に平等寺のお堂の屋根が見えます。

石柱

石柱

平等寺の入り口に到着。

入り口

入り口

境内は、それほど広くないのですが、本堂は大きく敷地の大部分を占有しています。

そのため、境内に入ると、本堂の威圧感がすごいです。

本堂

本堂

それでは、本尊の薬師如来にお参りをしましょう。

境内の東側には、清めの水があり、見ているだけでひんやりとしてきます。

清めの水

清めの水

お盆を過ぎ、京都は涼しくなってきていますが、それでも、最高気温が35度近くになる日もあり、8月下旬でも真夏です。

本堂の東側には、枝垂れ桜が植えられていました。

枝垂れ桜

枝垂れ桜

これまで、平等寺には何度も参拝していますが、春には一度も来ていませんね。

4月にこの枝垂れ桜のことを思い出したら、平等寺にお参りに来ましょう。

本堂の前には、御礼絵馬がたくさん掛かっていました。

御礼絵馬

御礼絵馬

御礼絵馬は、思いや願いが成就された方、御祈願が成就された方、一念を無事に過ごせた方が、お薬師さまへ感謝の思いを伝えるために奉納したものです。

境内の西側には、観音堂や地蔵堂があります。

そして、十九所権現(ごんげん)を祀るお堂も建っています。

十九所権現

十九所権現

その名のとおり、お堂には19柱の神さまが祀られています。

これだけ多くの神さまがいらっしゃれば、どんな願い事も考えてもらえそうですね。

お堂の左右には、御神木があり、触ると元気をいただけると伝えられています。

右側の御神木は、阿樹といい、女と書かれていました。

阿樹

阿樹

このご神木は、女性ということでしょうか。

それとも、女性が触るための御神木ということでしょうか。

左側は、吽(ん)樹で、男と書かれています。

吽樹

吽樹

こちらも、このご神木が男性なのか、男性が触るための御神木なのかはわかりません。

とにかく、両方の御神木に触っておけば、元気になれそうですね。

相変わらず、怖い顔をしている閻摩天。

閻摩天

閻摩天

こんな怖い顔をしていらっしゃいますが、健康長寿を授けてくれる閻摩天なんですよ。

健康でいられるようにお願いしておきましょう。

そろそろ平等寺から出ることに。

いつもながら、境内には、懐かしい雰囲気が漂っていましたよ。

この後は、錦天満宮に参拝します。

なお、平等寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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