墨染寺の桜が見ごろを迎えた・2022年

3月末に京都市伏見区の藤森神社に桜を見に行った後、南西に約5分歩き、墨染寺(ぼくせんじ)に参拝しました。

墨染寺は、小さいお寺ですが、本堂の周囲に割と多くの桜が植えられており、春になると境内全体が華やかになります。

また、墨染桜(すみぞめざくら)と呼ばれる珍しい桜もあり、桜の季節の京都観光で一度は訪れたいお寺です。

咲き始めの墨染桜

墨染寺の最寄り駅は、京阪電車の墨染駅です。

駅を出て西に約1分歩けば、墨染寺の山門の前に到着します。

山門

山門

山門は、あまり大きくなく目立たないので、見落とさないように注意しましょう。

山門をくぐって参道に入ると、ソメイヨシノが良い具合に咲いていました。

参道の桜

参道の桜

まだ満開ではありませんが、6分咲きから7分咲きまで咲き進んでおり、見ごろを迎えています。

振り向いて山門と一緒にソメイヨシノを見上げます。

山門と桜

山門と桜

それでは、本堂にお参りをしましょう。

本堂にお参りを済ませた後は、境内の西側に植えられている墨染桜のもとへ。

現在の墨染桜は、4代目で、まだ人の背くらいの高さしかありません。

4代目の墨染桜

4代目の墨染桜

そして、咲いている花もほとんどありませんでした。

墨染桜の開花は、ソメイヨシノよりも遅く、見ごろに入るのはソメイヨシノが終わりに近づく頃です。

平安時代、太政大臣の藤原昭宣が亡くなった時、その死を悲しんだ歌人の上野峯雄が以下の歌を詠みました。

深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け

すると当地に咲いていた桜が薄墨色に咲いたことから、墨染桜と呼ばれるようになりました。

これまで何度も墨染桜を見ていますが、花は純白で、薄墨色のものを見たことがありません。

墨染桜のアップ

墨染桜のアップ

ソメイヨシノと本堂

本堂の周りに植えられているソメイヨシノも、見ごろに入ったばかりのようです。

本堂と桜

本堂と桜

今年は、境内に緋毛氈を敷いた床几台が2つ置かれています。

床几台と桜

床几台と桜

ちょっと腰を下ろして桜を眺めましょう。

見上げる桜と本堂。

見上げる桜と本堂

見上げる桜と本堂

下の方の枝にはたくさんの花が咲いていますが、上の方の枝はまだつぼみが多いですね。

それにしたも、晴天の下で見るソメイヨシノはきれいです。

青空と桜

青空と桜

桜の近くに灯籠があると、お寺の春らしさを感じられますね。

桜と灯籠

桜と灯籠

墨染寺では、3月28日から4月上旬まで夜桜ライトアップが実施されています。

4月2日には、14時から住職の方の法話やテラコヤ会があり、18時30分からが雅楽演奏も行われます。

また、4月3日には、18時から京都教育大学学生他の音楽演奏会も行われますよ。

墨染寺のソメイヨシノは、4月5日まではきれいに咲いていそうです。

墨染桜は、4月5日以降に見ごろを迎えるのではないでしょうか。

この後は、御香宮神社に桜を見に行きます。

なお、墨染寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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