1月下旬に京都市左京区の下鴨神社に参拝した後、摂社の河合神社(かわいじんじゃ)に立ち寄りました。
河合神社は、下鴨神社にも祀られている玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祭神として祀っています。
玉依姫命は、美人の神さまということもあり、近年、女性の参拝者が増えていますね。
そのため、男性が境内に入ると場違いな感じがしますが、気にせず参拝することに。
晴れた冬の日の境内
河合神社の最寄り駅は、京阪電車の出町柳駅です。
駅からは、北西に約5分歩き、糺の森を入って西に少し進むと河合神社の鳥居が現れます。
鳥居をくぐった先には、南向きに神門が建っています。
神門は、屋根にコケが生え歴史のある神社だと感じさせてくれます。
神門をくぐった正面に建つのは拝殿。
下鴨神社にいた時は曇っていたのですが、河合神社に来る頃には青空が見えるようになり、冬の冷たい空気の中、清々しい気分になってきました。
授与所に並ぶ鏡絵馬。
それでは、拝殿の後ろに建つ本殿にお参りをしましょう。
河合神社の詳しい創建年代はわかっていませんが、神武天皇の頃と伝えられていますから、紀元前660年頃に創建されたことになります。
下鴨神社の創建と同じ頃なので、京都の中でも最も古い神社の一つですね。
そして、明治10年(1887年)に下鴨神社の第一摂社となっています。
祭神の玉依姫命は神武天皇の母神として日本建国に貢献し、その内助の功績は日本の婦人の鑑と仰がれてきました。
美人の神さまというだけでなく、安産、育児、縁結びなども叶えてくれる神さまとしても崇敬されています。
境内の東の隅には、砲弾が置かれています。
砲弾の下には、必勝祈願と記された小さな旗がいくつも立っています。
美人祈願の神社には似つかわしくないこの砲弾は、日露戦争の時のものです。
砲弾の近くには、鏡絵馬お化粧室があり、この中で、先ほど見た鏡絵馬に化粧を施し奉納します。
ちなみに鏡絵馬の初穂料は800円です。
この日も、鏡絵馬お化粧室の中に数人の女性が入り、絵馬に化粧を施していましたよ。
本殿の西側にある貴布禰神社(きふねじんじゃ)。
水の神さまとして崇敬されている高龗神(たかおかみのかみ)を祀っています。
貴布禰神社の西隣には、任部社(とうべのやしろ)があり、八咫烏命(やたがらすのみこと)を祀っています。
八咫烏は、日本サッカー協会のシンボルマークとなっていることから、サッカー必勝の守護神として有名になりました。
任部社の前には、サッカー選手のサインが書かれたサッカーボールが奉納されていますよ。
サッカーをされている方は、お参りをしておけば試合で良い結果を出せるかもしれませんね。
河合神社にいる間に空がすっきりと晴れてきました。
この日に参拝した方は、晴れ晴れとした気分で美人祈願をできたことでしょう。
この後は、本満寺に参拝します。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。