12月中旬に京都市東山区の智積院に参拝した後、近くの豊国神社にも参拝しました。
豊国神社は、その名からも想像できるように豊臣秀吉を祀っている神社です。
出世開運のご利益を授けてくれることで有名で、京都に出張で訪れる会社員の方は、時間があればお参りしておきたいですね。
唐門わきに設置された寅年の巨大絵馬
豊国神社には、京阪電車の七条駅から北東に10分も歩けば到着します。
市バスだと、「博物館・三十三間堂前」で下車して北に徒歩約3分です。
豊国神社の石造りの鳥居の前に到着。
空は晴れていたものの、白い雲が一段と冬の寒さを感じさせます。
鳥居をくぐり石畳の参道へ。
参拝者の姿が数人見えますが、いつもどおり境内は静かであります。
参道わきの豊臣秀吉も変わらぬ姿で参拝者を出迎えています。
唐門の近くには、2022年の干支の寅年の巨大絵馬が設置されていました。
出世開運と書かれており、豊国神社らしさを感じますね。
京都市内の神社では、12月になると翌年の干支の絵馬が用意されることが多いです。
寅年の絵馬を見ると、正月を迎える前に年が明けたように思えてきます。
それでは、国宝三唐門の一つに数えられている唐門から奥の本殿に向かってお参りをしましょう。
普段は、本殿の前に進むことができませんが、正月三箇日は唐門が開き本殿の前でお参りできますよ。
「来年こそは出世を」と強く願っている方は、正月三箇日に豊国神社に初詣に行くと、出世開運のご利益を授かれるのではないでしょうか。
豊国神社の境内には、稲荷大明神も祀られているので、こちらにも商売繁盛を祈願しておきました。
方広寺に参拝
豊国神社にお参りを済ませた後は、北隣の方広寺へ。
方広寺と言えば、鐘楼ですね。
鐘楼に釣られた梵鐘には、「君臣豊楽」と「国家安康」の銘があります。
徳川家康は、この銘が豊臣家の繁栄を願い、家康を呪っているとの難癖をつけ、大坂冬の陣を起こしました。
その翌年、豊臣家は滅び、豊国神社も荒廃しました。
かつて方広寺には、豊臣秀吉が造立した巨大な大仏があったのですが、焼失し見ることができません。
今は参拝者が少ない方広寺ですが、もしも、秀吉が造立した大仏が現存していれば、大勢の観光客や旅行者が訪れていたかもしれませんね。
それでは、方広寺の本堂にお参りをしましょう。
方広寺境内では、白色とピンク色が混ざったサザンカがひっそりと咲いていましたよ。
豊国神社と方広寺は、ほとんど同じ場所にあるので、どちらかに訪れた時は、もう一方にも立ち寄りたいですね。
豊臣秀吉に興味がある方なら、豊国神社と方広寺に参拝すると、きっと満足できることでしょう。