7月上旬に西本願寺にハスと唐門を見に行った後、南西に10分ほど歩き、京都市南区の六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)に参拝しました。
六孫王神社は、春の桜がきれいなことから、これまでは春によく参拝していました。
梅雨に参拝した記憶がないので、今回が初めての梅雨の参拝かもしれませんね。
梅雨の境内の景色
六孫王神社の最寄り駅は、近鉄電車の東寺駅です。
駅からは、北西に徒歩約10分ですね。
境内の北東角に立つ鳥居の前に到着。
鳥居の近くでは、ユリが白色の花を咲かせていました。
鳥居をくぐって境内に入ります。
2つ目の鳥居の近くに植えられているアジサイは、そろそろ終わりが近いですね。
2つ目の鳥居をくぐると、右手に誕生水弁財天の社が建っています。
誕生水弁財天は、幼児の守護神や無病息災の神さまとして信仰されていますよ。
誕生水弁財天の近くの反り橋を渡ります。
奥には、唐門が建っています。
唐門の奥に本殿があるのでお参りをしましょう。
六孫王神社には、源氏の祖とされる源経基が祀られています。
源経基は、清和天皇の6番目の皇子の貞純親王の子です。
ゆえに清和天皇の孫にあたることから、源経基は六孫王と呼ばれました。
源経基のほかに天照大神と八幡大神も祭神として祀られています。
六孫王神社は、子孫繁栄、家運隆昌の守護神と崇められていますよ。
唐門には、七夕飾りがありました。
今年の7月7日は雨だったため、京都では天の川を見ることができませんでした。
六孫王神社の創建は、平安時代の応和3年(963年)と古い歴史を持っていますが、室町時代には応仁の乱(1467年)によって衰退します。
江戸時代になると、徳川家や清和源氏嫡流の諸侯とともに再建が進められ、宝永4年(1707年)に社殿が完成しています。
手水屋の龍の口からは、ちょろちょろと水が出ています。
水は、竹筒を伝って手水鉢に流れ落ちています。
その水で、手を清めさせてもらいました。
この日は、最高気温が32度まで上がりました。
曇ってはいましたが、この気温だと、汗がたくさん出ます。
冷たい水で手を洗うだけでも、体全体が冷やされるような心地良さです。
境内は、まだ梅雨の景色です。
京都は5月中旬に梅雨に入りましたが、梅雨明けには、まだしばらく時間がかかりそうです。
足元では、カシワバアジサイが咲いていました。
カシワバアジサイは、そろそろ見ごろを終えようとしていますね。
梅雨の六孫王神社は、ほとんど無人に近い状態でした。
普段から、あまり参拝する人がいないので、春以外は、大体静かです。
時折、境内の北側を新幹線が走ることはありますけどね。
この後は、東寺に参拝します。
なお、六孫王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。