7月上旬に京都市下京区の東本願寺にハスを見に行った後、西に10分ほど歩き西本願寺に参拝ました。
西本願寺は、京都駅から最も近い世界遺産に登録されている寺院です。
遠方から京都観光に訪れた場合は、真っ先に西本願寺に立ち寄る方も多いのではないでしょうか。
大賀蓮が咲く
西本願寺には、京都駅から北西に10分ほど歩くと到着します。
入り口の御影堂門(ごえいどうもん)の前にやってきました。
御影堂門をくぐると、正面に壁があり、その壁の向こうに御影堂が建っています。
御影堂の内陣には、浄土真宗の開祖の親鸞聖人の御真影が祀られています。
また、阿弥陀堂の内陣修復に伴い、現在、本尊の阿弥陀如来も御影堂の内陣に移されています。
したがって、御影堂にお参りしておけば、阿弥陀堂にもお参りしたことになりますね。
今回は、御影堂の中で、何やら法話が行われているようだったので、外からお参りしました。
御影堂の北側に建つ阿弥陀堂です。
外から見ると、工事をしているようには見えませんが、入り口にカラーコーンが置かれているので、近づくと工事中だとわかります。
内陣の修復ですから、外観に変化はないですね。
境内の北側に建つ安穏殿の前にやって来ると、ハスが植わった大きな鉢が5個ほど置かれていました。
ハスの種類は、妙蓮(みょうれん)や大賀蓮(おおがはす)があり、私が参拝した日は、大賀蓮がきれいに咲いていましたよ。
まだ開いていないハスの花。
やや開いたハスの花。
ハスと言えば、大賀蓮のようなピンク色の花を思い浮かべることが多いですね。
これまで西本願寺には、何度も参拝していますが、7月に参拝した記憶がないです。
そのため、西本願寺でハスが見られるとは思いませんでした。
きれいになった唐門
阿弥陀堂門から外に出て、堀川通を南に少し歩き、北小路門の前にやってきました。
北小路門をくぐって西に少し歩くと、装飾がきれいな唐門があります。
唐門は、約3年にわたり工事が行われていたのですが、令和3年(2021年)5月10日に屋根、漆、彩色、錺金具(かざりかなぐ)の修復が完了しました。
工事中は素屋根に覆われていたので、唐門を見ることができませんでしたが、今は、ピカピカになった唐門を見ることができますよ。
正面から見た唐門。
修復したばかりなので、装飾がつやつやとしていますね。
西本願寺の唐門は、大徳寺や豊国神社の唐門と並び、国宝三唐門とされています。
いつまでも見ていられることから、日暮門とも呼ばれていますね。
本当に見事な装飾であります。
囲いがしてあるので、間近で見ることはできませんが、遠めでも、細部の装飾の美しさがわかります。
久しぶりに見た唐門は、以前よりも輝きを増していましたよ。
西本願寺のハスは、7月いっぱいはきれいに咲いていそうです。
西本願寺にハスを見た後は、ぜひ、唐門も見に行ってください。
この後は、六孫王神社に参拝します。
なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。